・素の自分
・本当の自分
・自然体の自分
・あるがままの自分
・ありのままの自分
など、いろんな言いかたがありますが、ひと言でいうと「自分の欲求に素直に従える」状態だと思います。
ただ、そのような自分を見せるのは勇気がいりますよね。
欲求に素直になれる自分をさがすためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
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だめな自分に向き合う怖さにためらいを覚える
自分の中に眠るターゲットビリーフ(無意識の思い込み)を知るために、感情日記をつけはじめたとき、私にある疑問が出てきました。
それは、「せっせとビジネス書を読んだりセミナーで学んで、自分のビリーフを良いビリーフに上書きしてきたのに、また素の自分にもどるのは、、、嫌だなぁ・・・」という思いでした。
怠惰で面倒くさがりやで何をやっても挫折していた自分。
だめな自分の部分を直視するのは、正直いって恐怖と恐れがありました。
しかし、ビリーフを扱うのであれば、素の自分に向き合うことは避けられません。
習慣化の師匠にコンサルティングを受けているときに、私は思い切ってそのような感情を伝えました。
その質問の答えは、
・心配しなくても大丈夫です
・素の自分と向かい合っても良いビリーフがなくなってしまうわけではないからです
・短期的にはつらい面もあるかもしれませんが、長い目で見ればターゲットビリーフを特定することには価値があります
・「ほかの人に認めてもらおうとして無理にがんばるモード」でこれからの長い人生を生きて行くよりも、自然体で自分の欲求にしたがって生きるほうが良いのではないか?
という内容でした。
たしかに、私は「ほかの人に認めて欲しい」という気持で努力をすることがありました(というか、今でもあります・汗)。
それは、自分欲求からスタートしていないので、永続的なガソリンとするには、エネルギーが弱いのですね。
それよりは、「自分はこうしたい、こうじゃなきゃ嫌だ」という自分欲求のほうがパワフルなのです。
先の私の質問に関する回答の結論としては、「もっとエネルギーあふれるピュアな気持を持って目標達成に向かえるようになります」ということだったのです。
子どものころはピュアな欲求だけで行動していた
では、「ピュアな気持」とはどのようなものでしょうか?
それは、やはり赤ちゃんや子どものころに持っていた感情です。
私の娘は小学校1年生ですが、すでに自分なりの世界観をつくりはじめています。
ですから、もっと小さな子供のころ、たとえば3歳くらいのころのイメージですね。
3歳のころの私たちは、「自分が好きなものは何か?」とか、「自分がやりたいことは何だろう?」などと考えなくても良かったわけです。
自分で無意識で理解しているからです。
行動をさまたげるブレーキもなく、アクションに対する疑問もなく、自分が欲しいものを追い求めていました。
たとえば、部屋のテーブルの上にキャンディーがあったら、「食べるか、食べないか」などとは考えません。
考えているのは、ただただ「あめを食べたい!」という気持だけです。
頭の中はキャンディーという対象物のことだけでいっぱいで、だからこそまっすぐにキャンディーに突進できるのですね。
このとき、子どもにとっては、「私には、あのあめを食べる実力はあるだろうか?」といった考えがありません。
自分という存在さえスルーしているくらいに対象物に集中しているのですね。
それくらい目標に対して集中しているし、本気でそれを得たいと思っています。
街中で3歳児が「買ってー、買ってー!」と叫んでいるのは、何が何でも自分が欲しいものを得たいという強い意志があるのです。
あなたも、私も、そうだったのです。
子どものころは。
大人になったいまは、そのピュアな欲求が見えづらくなっているし、感じにくくなっているのですね。
あなたが子どものころに熱中していたことは何か?
ピュアな欲求を持っていた子ども時代から、学校という環境に入った瞬間、「好きなことをやっていても良いよ」という環境から抜け出すこととなります。
おもちゃで遊んでいてもOKだったのに、急に国語や算数を勉強しなければならなくなるからです。
そうして、世の中の常識や共同生活のルールを守ることを教えられ、それがビリーフを形成していきます。
では、子どものころのピュアな欲求を取り戻すためにはどうすれば良いのでしょうか?
アプローチはいろいろとありますが、1つの答えは自分に質問をしてみることです。
(1)あなたが子どものころ、熱中していたことは何ですか?
(2)あなたが子どものころ、時間を忘れて没頭していたことは何ですか?
(3)それらのことに共通している要素は何ですか?
(4)それらの中で、あなたが今でも好きなことですか?
といった質問に答えてみましょう。
誰にも話したことがないくらい個人的なことでかまわないです。
その答えにある要素を抽出してみると、あなたが意識の奥底に沈めてしまった自分欲求に出会えるかもしれません。
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■編集後記
「あるがままの自分」といったときに、
・寝そべりながら
・お菓子を食べて
・テレビをぼんやり観ている
そんな姿をイメージしてしまいました。
それで、「いやー、あるがままの自分だわー」となっていたら、それはダメですよね(笑)。
「あるがままの自分」とは、「やりたいことや好きなことに素直に向かえるエネルギー」を持っている、そんな状態でした。(^_^;)
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