息子の卒業式で、たくさんの方々が「がんばりましょう!」という言葉を使っていました。
ただ、「がんばる」という言葉はとても曖昧な言葉だと考えているので、自分では使わないようにしています。
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「がんばる」は便利な言葉
「がんばる」というのは便利な言葉だと感じています。
仕事でもよく耳にしますし、プライベートでも「がんばります!」という文字を目にします。
成果がでれば、「がんばりました!」と言えますし、望んだ結果が出なければ「がんばったんですが・・・」と言うことができます。
そのような意味でいえば、「がんばる」というのはどのような状況でも使えます。
というか、、、「使えてしまう」のです。
しかし、それは、本当に「がんばっている」ことになるのでしょうか?
ゴールに近づくための行動が一致していることが大事
コーチングを学んで、「がんばる」という言葉の曖昧さに気づいて以来、とても気になるようになってしまいました。
クライアントさんたちが、「がんばります!」と言うときに限って、あまりがんばってくれたことはないからです。(^_^;)
その原因は、「がんばる」という言葉には、数字も「5W1H」も入っていないからで、曖昧すぎるのです。
また、「がんばる」という行為は、ただ闇雲に努力することではありません。
たとえば、WBCで野球の世界一になりたいと考えている侍ジャパンが、サッカーの練習を「がんばって」やっていたとしたらどうでしょうか?
中田選手や筒香選手が、汗を流して必死にサッカーボールを追っていたら、私たちは感動して応援したいと思えませんよね・・・?(^_^;)
もちろん、選手たちががんばっている姿は素敵なのかもしれませんが、それでは野球世界一になるのは難しいはずです。
要は、「がんばる」ためには、目的に向かって、その目的を達成するための行動をし続けなければならないわけです。
あらためて言うまでもなく、野球で世界一になるためには、バッティング練習や守備練習をするべきなのは当然でしょう。
仮に、野球が上達したい人がいたとして、野球上達のためのテクニックを教えているYouTubeを見ていても、野球がうまくなるはずがありません。
それよりも、実際にキャッチボールをやってみて、エラーしたり、暴投してしまうほうが何倍も学びになるはずです。
「がんばる」を封印して行動を口にする
かくいう私も、「がんばる」という言葉は便利すぎるので、つい使ってしまいそうになります。。。
ただ、私の経験上、「俺、がんばる!」というときほど力みが出るし、続かないことが多かったと感じています。
さらにシンプルに言ってしまうなら、目標達成のために自分ががんばる必要はないのかもしれない、とさえ思います。
がんばるくらいであれば、目標に近づくための行動をただ実践すれば良いのです。
実際、私のコーチングのクライアントさんには、「がんばります!」は禁句にしています。
クライアントさんが「がんばります!」と言われたら、「がんばらなくて良いので、行動しましょう」とお伝えしています。(笑)
そして、その行動はは、ゴールに対して近づくための行動でなければなりません。
もっと言えば、「がんばる」という言葉は、自分自身に対して使う言葉でもないのではないと思っています。
周囲の人が、行動を積み重ねているその人の姿を見て「あの人はがんばっているよね!」というように評価する際に使う言葉なのだと思うからです。
ですから、ぜひ自分への「がんばる」を封印して、「◯◯(具体的な行動)をする」と言いかえるようにしてみましょう。
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■編集後記
昨日は会社の仕事でトラブルがあったものの、大事には至らず。
トラブルが起きると、その瞬間ははらはらしてしまいますよね。(^_^;)
ただ、そこで一番やりたいことは「落ち着くこと」です。
昨日も、まず気持を落ち着けたことで、なんとか対応がスムーズにいきました。(^_^)
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