1万円札を見て「福沢諭吉さんの表面だけが欲しいです」という人はいませんよね?(笑)
しかし、それと同じようなことを私たちは日常でおこなってしまっていうことがあるものです。
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折り紙を半分もらうことはできない
娘が折り紙を折っていました。
妻と娘が折り紙を折っている光景というのは、なんだか心があたたまりますね。(^_^)
その折り紙を見ていたら、以前読んだ本に、折り紙のたとえを使った興味深いエピソードがあったことを思い出しました。
さて、この折り紙。
表面は青。
裏面は白ですよね。
ここで、もし私が娘に対して、
・青い面の折り紙だけ欲しいな。でも、白い面はいらないよ
と言ったら、どうなるでしょうか。
私は、青い折り紙を手に入れることができるでしょうか・・・?
できませんよね。(笑)
では、どうすればいいのでしょうか。
答えは、
・白い面は本当はいらないんだけど、白い面も受け取ります
と伝えることです。
そのようにして、「本当は不要な白い面も引き受ける」ということを決断するからこそ、「青い鶴」をもらうことができるのですね。
セミナー講師を行なうことの表面と裏面
折り紙の例は、「願望を実現すること」と、「願望についてくる不安を受け取る」ということとセットになる、ということですね。
折り紙と同じような例が、願望を叶えたり、目標を達成することにもあるのです。
私が初めてセミナーを開催しようと思ったときの例でお伝えしますね。
今から7年前くらいでしょうか、私がセミナーを受講するようになってから、セミナー講師という仕事に憧れを持ちました。
私が学んだ講師の方々の姿を見て、
・人のお役に立てる
・人をやる気にさせることができる
・目の前にいる人を笑顔にすることができる
という仕事は、とてもすばらしいものだと感じたからです。
自分が憧れる仕事をして、感謝されながら、しかも収入まで得られる。
まさに、私にとっての天職の定義である「自分がやりたいことが、ほかの人の貢献につながる」スタイルなのですよね。
実際、私の複業の「最初の1円を稼ぐ」仕事は、講師業でした。
ただ、一見メリットばかりに見える講師業も、当然いいことばかりではありませんし、楽ではありません。
たとえば、
・申し込みが入らずに赤字になるかもしれないリスク
・コンテンツを考えるプレッシャー
・会社への複業がばれてしまうリスク
・「いけてないセミナーになったらどうしよう」という不安
・体調管理を万全にしなければならない緊張感
など、セミナー開催を決めてからは、頭も心も体もセミナーに持っていかれます。
その時間はヒリヒリするような感覚で、やけどしそうな感じなのです。(笑)
命や神経を削っているといっても過言ではないと思っています。
先日も新しいセミナーを開催したときは、それらが襲ってきました。(^_^;)
でも、それらを両方受け取らないと、セミナーを開催するということは不可能です。
つまり、
・セミナー講師をして受講生に貢献したいという願望
と、
・それを成し遂げるために受け止める必要があるお金や信用へなどの不安
といったものはセットになっている、というのは、そのようなイメージなのです。
このようにネガティブ面も含めて両方を引き受けると覚悟を決めて決断することで、はじめて夢が叶うわけですね。
2ステップのアプローチで願望と不安をあぶり出す
願望と不安はセットになっているという事実。
それでも、不安を乗り越えて願望を叶えたいものですよね。
そのためには言葉にすることが大事で、以下の2ステップのアプローチがあります。
1:自分の願望を言葉にする
夢や目標を達成したい。
そのように考えている人が意外とやっていないのは、
・自分の願望を知る
ということです。
「なんとなくこうなったらいいな」レベルのことは誰でも思っているものですが、それだけど弱いのですね。
YouTubeにアップできるくらいにありありと描くことが重要です。
そのためには、質問を自分に投げかけることですね。
・あなたは何を実現したいのでしょうか。
・あなたは何を得たいのでしょうか。
・あなたは何を感じたいのでしょうか。
・あなたはどんな自分になりたいのでしょうか?
・あなたはどんな自分でありたいのでしょうか?
まずは、それらの質問を自問自答して、できる限り明確にすることです。
「明確さはパワー」と言われます。
ぜひ、面倒くさがらずに取り組んでみましょう。
(私もお手伝いできます)
2:不安などのネガティブ面も言葉にする
自分の願望がイメージできたら、次に知るべきは不安などのネガティブな要素です。
願望たちを手に入れたときに、別のものも手に入れることになるということを覚悟しましょう。
・あなたは何を実現したいのでしょうか。
→それを実現するときに出てくる不安は何ですか?
・あなたは何を得たいのでしょうか。
→それを得ようとしたときにやってくる不安は何ですか?
・あなたは何を感じたいのでしょうか。
→その感情を得ようとしたときにブレーキになるものは何ですか?
・あなたはどんな自分になりたいのでしょうか?
→その自分に近づくアクションが起こせないのは何が原因ですか?
・あなたはどんな自分でありたいのでしょうか?
→それを阻害する要因は何ですか?
といったものですね。
ほかにも、
・起業したいけれど、会社の収入がなるなることが不安
・複業をやってみたいけれど、自由な時間がなくなるのが恐怖
などといったものがあるかもしれません。
それでも、出てきたことを受け止める覚悟を決めるためにも、一度書き出してみましょう。
まとめ
願望と不安、両方書き出すことで、何を受け取らなければならないかが明確になるでしょう。
それらの言葉を見て、目標実現に進んでいきましょう。
願望と不安はセットだと考えると、
・自分だけいい思いをしたい
・いいとこ取りをしたい
・今までと同じことをやって違う成果が欲しい
そのように考えている間は、あなたの願いは実現しない可能性が高いです。
ですから、「いいところだけ取りたい」ということは手放す。
いわゆる「清濁併せ呑む」ことを覚悟するのです。
得たいものが手に入るとき、不安な面も受け止める気持で進むことが願望実現への近道です。
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■編集後記
昨日は、コーチング練習会に参加。
セッションが重なっていたりして、およそ1ヶ月ぶりの参加でしたが、自分のコーチングを客観的にみる機会は大事ですね。
ほかのプロコーチたちのセッションを聞くのも本当に学びになります。
こういう「第2領域」の時間というのは、成長に欠かせないと思っています。(^_^)
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