読書の習慣

あなたの読書法が変わる。アクティブ・リーディングのすすめ

投稿日:


本の1ページ目からきちんと読む「受け身の読書(=パッシブ・リーディング)」をしていませんか?

それよりもおすすめは質問を設定してから本を読む「能動的な読書(アクティブ・リーディング)」です。




 

質問+読書体験へのフィードバックに感激

昨日は、朝7時30分から「早起き完全マスタープログラム」を開催しました。

今回のテーマは読書会。

習慣化コンサルタント古川武士さんの『「早起き」の技術』が課題図書。

その本を教科書として、今回の3ヶ月プロジェクト内で3回はくり返し読んでいただくようにおすすめしています。

そうして、本の重要部分をご自身で語れるようになっていただきます。

こうすることで「早起き完全マスタープログラム」受講生の方は、

(1)自分で早起きを実践する

(2)毎日の内省(Facebookグループへの投稿)

(3)『「早起き」の技術』で知識を刷り込み、アイデアをつくる

(4)改善のためのアイデアを試す

という4サイクルを毎日まわすこととなります。

早起き習慣化に対して、この学習サイクルをいかに速くまわしていくか。

そこを重要視しているプログラムが、「早起き完全マスタープログラム」です。

3ヶ月のプログラム期間中、読書会は3回あります。

昨日はその1回目でした。

初めて私の読書会を体験した方は、「こんな風に本を活用したことはありませんでした」とよろこびの声をいただけました。

中でも、

・質問を設定してから本を読む

という手法に新鮮さを感じていただけたのですね。

ご感想にも、

「頭がパンパンになりました(いい意味で)」

「しんどいくらいに有意義だった。質問を考えてから答えを見つけるために本を読むというのが強烈だった」

というフィードバックがあり、感激でした。

 


 

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「速読」と「フォトリーディング」の違い

質問を持って本を読む。

たしかに、私も最初は違和感しかありませんでした。

なぜなら、学校で習った本の読み方は、

(1)1ページ目から読み飛ばさずに読まなければいけない

(2)本の内容をすべて理解しながら読まなければいけない

(3)時間をかけてじっくり読まなければならない

という読書法だったからです。

私の人生では、長い間この読書法だけで本を読んできました。

そのやり方でなんとかなってきた面もあります。

でも、それは本に書いてある内容をそのまま受け取るだめの「受け身の読書」なのですよね。

ですので、「パッシブ・リーディング」と呼んでいます。

何より、その読書法では時間がかかりすぎるので限界があります。

当時1日1冊の多読をしていましたが、1ページ目から読んでいると1日1冊は難易度が高かったのです。

その限界を突破するためにはどうすればいいのか。

私にとって課題でした。

そんなときに出会ったのが「フォトリーディング」という読書法(というより高速学習法という感じでしょうか)を体験したタイミングでした。

「フォトリーディング」は、いわゆる速読法とは異なる手法とは言われています。

速読は1冊を「速く、すべて読む」という感覚。

一方、「フォトリーディング」は「今の自分に必要な場所を探して、最重要ポイントだけを読む」という手法の違いがあります。

たとえば、スイーツ食べ放題で10種類のスイーツがある場所をイメージしてみましょう。

「速読」は、10種類のスイーツを1つ目から順番に10個を速く食べていくようなイメージ。

これならすべてのスイーツが食べられます。

でも、それだけ時間がかかってしまいます。

それに10種類もあれば、それほど食べたくないスイーツも食べる必要がありますよね。

1個ずつのスイーツを味わうこともおろそかになってしまうでしょう。

目的が「速く、全部食べること」だからです。

一方の「フォトリーディング」はどうか。

いきなり食べ始めることはしません。

10種類のスイーツの中から、「いまの自分が食べたいスイーツのベスト3は何か?」を考えるのです。

そうして、10個のスイーツの中から「食べたい」と思える3つを選ぶ。

それら3つをじっくり味わって食べられるのです。

それでも、10個をスピードアップして食べる人よりは時短になるわけです。

もちろん、残りの7つは食べられない状況です。

食べられないので「もったいない」という感覚はあるかもしれません。

でも、本当に必要ではない7個を無理して食べる必要はないはずなのです。

体重管理にも悪影響ですし。

「10個もスイーツを食べてしまった・・・」という罪悪感もありません。

それでいて「いま食べたい3つのスイーツをゆっくり堪能できた」ということで、満足感を味わえるのです。

「速読」と「フォトリーディング」には、そのような違いがあるのです。

 

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能動的な読書「アクティブ・リーディング」

ビジネス書は、学びやアイデア出しのツールだと割り切ってしまいましょう。

そう考えれば、1ページ目からすべてを読む必要はありません。

むしろ、今までの読書法から脱却することを考えてみるのです。

読書の習慣にも実験を取り入れてみるのは悪くないはずです。

だめだったら戻せばいいので。

ですから、

(1)1ページ目から読み飛ばさずに読まなければいけない

(2)本の内容をすべて理解しながら読まなければいけない

(3)時間をかけてじっくり読まなければならない

という思い込みを抜け出しましょう。

つまり、ビジネス書は、

(1)1ページ目から読なくていい

(2)すべて理解する必要はない

(3)じっくり読まなくていい

という発想でいいのです。

では、それを実現するためにどうするのか。

それが、

・質問をつくってから本を読む

という方法なのです。

たとえば、質問として、

「もしもこの本の著書が目の前にいたら、今の自分は何を質問するだろうか」

「今の自分の課題を解決する答えがこの本に書いてあるとしたら、何を探しにいけばいいのか」

「この本の最重要の3つのポイントな何か」

という質問をつくってから、本を読んでみる。

目次から「このあたりに答えがありそうだな」と予想して、答えを探しにいく。

そのようにして、本に対して「能動的に読む」読書を体験してみましょう。

それが能動的な読書「アクティブ・リーディング」です。

まずは1冊に対して質問を3つつくってから、答えを探すように本を読んでみましょう。

違和感も含めて、新鮮な読書体験になるはずです。

あなたの読書習慣を変えるヒントになれば幸いです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時30分の「習慣化オンラインサロン」朝活ファシリテーションからスタート。

7時から「早起き完全マスタープログラム」メンバーとのオリエンテーション。

7時30分から「早起き完全マスタープログラム」読書会。

質疑応答が盛り上がって9時55分まで。

10時から「良習慣塾」第2期のYさんとオリエンテーション。

11時から「良習慣塾」第2期の(違う)YさんからWEBコンサルティング受講。

13時にジムに行き新規入会とバイクトレーニング20キロ。

帰宅後にブログ更新。

17時からオンラインセミナーを受けました。

家族で夕食を食べて、21時から息子とZoomで会話。

心地よい疲労と充実感につつまれて眠りにつきました。(^^)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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