なぜ、人は相手と話すときに緊張してしまうのでしょうか?
その理由と緊張をやわらげる方法を記事にしてみました。
セッションの録音で感じた強い緊張感
以前、コーチングセッションを録音する機会がありました。
資格試験の審査用に提出するためのものです。
もちろん、クライアントさんには事前に了承をいただいています。
そのクライアントさんとは長いおつき合いでしたので、リラックスした感じでセッションにのぞめると思っていたのですね。
ですから、試験用にクライアント役をお願いしたという背景がありました。
そして、準備を整えて、セッションをスタート。
・・・しかし、とても緊張してしまったのです(笑)。
最初のアイスブレイクの会話からしどろもどろ。
コーチングセッションを録音することは以前にもあったのですが、やはり非日常。
さらに、試験用となれば、変なセッションを録音するわけにはいきません。
そういった状況は、やはり緊張するものなのですね。
力が入っていたのでしょう。
緊張しないためには、どうすればよかったのでしょうか?
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「失敗しないようにしよう」と守りに入った失敗
このときの失敗の理由は、
・私が「失敗しないようにしよう」と守りに入ってしまった
ということだと考えています。
もっと言うと、
・自分を優れたコーチだと装おうとした
ということですね。
もちろん、そんな意識だとコーチングセッションはうまくいきません。
私自身は、あくまでも自分自身。
それ以上の自分になることはできません。
セミナーなどに参加すると、近くの方々とあいさつやペアワークをやることがあります。
以前は、そのときも緊張していたのですよね。
でも、このときも背伸びをして自分自身を良く見せようとしていたから、緊張するわけです。
本来の自分を飾らずに話したほうが、自然体のままでいいのですね。
それが、本当の自分の印象なのですから。
逆に言えば、それ以上の印象をとりつくろうことなどできないものだと思います。
そう思えると、むやみに緊張することもなくなります。
ですから、あせらずに落ち着いてコミュニケーションをとりましょう。
あなたは、あなたのままで大丈夫です。
下手にかざるほうが、あなたの魅力を半減させてしまいます。
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相手の評価を手放したほうがコミュニケーションの質は高まる
なぜ、私たちは背伸びをしてしまうのでしょうか?
それは、やはり
・相手が自分ついてどう思っているのかが気になる
からでしょう。
できれば、より良い自分を見て欲しい。
立派な自分を見せたい。
より大きな自分でいたい。
そういった気持が出てしまうのですね。
実は、私はプロコーチになってから、しばらくはそんな意識でした(笑)。
当然のことながら、それではコーチングセッションもうまくいきません。
コーチが自分を飾っているのですから、クライアントも本音を言えていないかもしれないからです。
ただ、のべ750時間以上コーチングセッションをしてきて、ひとつわかったことがあります。
それは、
・相手の評価を気にしないほうが、コミュニケーションの質は高まる
ということです。
自分にはっているバリアをなくし、身につけている鎧を脱ぎましょう。
もちろん、100%オープンにしすぎると相手が困ることもあるかもしれませんが、必要以上に気にしすぎることはないと思うのです。
私自身、プロコーチとはいえ、普段の会話で相手の表情や声のトーンに耳をすますことはありますが、相手は自分をどう思っているのか、ということまでは考えていません。
それに、相手の印象や気持を操作することなんてそもそも簡単にはできないことです。
こちらの印象を決めるのは相手。
コミュニケーションの質を感じるのも相手です。
そこはコントロールできない部分なのです。
ですから、相手にどう思わるのかということを必要以上に気にする気持は手放していくことです。
そのようなある種の開き直りが、コミュニケーションの質を高めてくれるものなのだと思っています。
必要以上の鎧を身にまとわないようにしましょう。
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■編集後記
昨日は、帰宅ランをして、その後コーチングセッションを1件。
クライアントさんから時間通りにコールがあったのですが、向こうからは電車の音が聞こえました。
たずねてみると、会社終りで駅のホームから、コールをしてくれたということでした。
会社の仕事で遅くなってしまったということだったのですが、「自分にとって大事な時間で、延期やキャンセルはしたくなかったので」と。
感激です。(^_^)
実際、クライアントさんの才能を活かせる仕事の依頼と新しい運動習慣をスタートされたとのこと。
クライアントさんから明るい声が聞こえてきていて幸せを感じていました。
クライアントさんのこれからが楽しみです!
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