子どもには、何を言っても「イヤだ!」という反応をする「イヤイヤ期」があります。
「イヤイヤ」と言うことで、自我が芽生えているのです。
私たち大人も、子どもの「イヤイヤ期」を見習って自分の軸を取り戻しましょう。
優秀な方が抱えるジレンマ
優秀な人ほど陥りやすいトラップがあります。
それは、できてしまうので、「はい」と引き受けてしまうというトラップです。
どのようなことか?
たとえば、私がサポートしているコーチングのクライアントの方々。
皆さん優秀な方々ばかり。
会社でも重要な役職に就いている方々が多いのですね。
ですから、重要な仕事をたくさん任されています。
ただ、私としてはその状況にジレンマがあります。
「断り筋」を鍛えていない方だと、「いいえを言わない」ということなのです(「いいえと言えない」というニュアンスもちょっと含まれます)。
その方が「できます」と言えるほど優秀じゃなければ、話はもっとシンプルです。
会社からオファーがあっても「申し訳ないですが、私にはそれは無理です」とか「私はその仕事では力を出せないと思います」と断れるからです。
しかし、できる人は「ちょっと忙しいけどがんばればやれそうだし、困ってる相手のためにもここはひと肌脱ごう」という感じで、仕事を引き受けてしまうのですね。
もちろん、それは悪いことではありません。
ただ、それを続けてしまうとご自身が複業に取り組む時間がなくなります。
プライベートに潤いをもたらす時間も取れなくなってしまうのです。
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「いいえ」と言える「断り筋」を鍛えておく
たしかに、依頼された仕事を完了すれば、目の前の作業は進みます。
達成感もあるでしょう。
しかし、その仕事はどこまでいっても「緊急かつ重要なこと」です。
「作業」の意味合いが強くなります。
他者との約束である限り。
それよりも、1日の中に「緊急ではないけれど重要な活動」に取り組む時間をいかに増やせるか。
それが「仕事」です。
自分の人生を未来に向かって豊かにしていくためには、「第2領域」に意識を向けなければなりません。
「第2領域」への時間・エネルギー・お金の投資が、未来の確率変動を起こす機会だからです。
それなのに、会社の仕事の依頼にすべて「はい」と応えてしまっていては、あなたの人生がつくれません。
ですから、勇気を出して「いいえ」と言える「断り筋」を鍛えておくことが重要なのです。
「断り筋」を鍛えないと、仕事がどんどん増えていってしまい、その人のパフォーマンスは分散してしまいます。
分散は、パフォーマンスダウンの1番の要因。
それならば、せっかくの優秀な能力やエネルギーや集中力を、その方の才能が発揮できる分野にフォーカスして欲しい。
正直なところ「もったいない……」と思ってしまうのです。
優秀で心やさしいクライアントさんの姿を見ていると、思わずそんなことを考えてしまいます(もちろん、直接お伝えしているわけですが)。
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「断り筋」を鍛えてあなたの軸を取り戻そう
さて、最近のあなたは、「断り筋」をどれくらい鍛えているでしょうか?
「断り筋」を鍛える決断
私の場合は、10年くらい前から「断り筋」を鍛え始めました。
それまでは、「断り筋」はゼロ。
自分が本当にできないこと以外は、ほぼ100パーセント「はい」と答える人間だったのです。
ただ、当時は「複業をしないとやばい」と思い始めた時期で、思い切って「断り筋」を鍛える決断をしました。
結果として、たとえば、
・残業を断って定時で帰る
・商談でのお客さまからの安易な値下げ交渉に「いいえ」を言う
・会社の飲み会を断って定時で帰る
といったことを実行してきました。
一度、社長からのお誘いを断りました(当日の夕方だったので……)。
社内的には「あいつ終わったな」という感じだったかもしれません。(笑)
もちろん、断らないほうがイージーです。
「はい」と言っておけば、決断しなくていいので楽ですよね。
ただし、勇気を出して「いいえ」と言わなければ、複業に取り組む時間は永遠に訪れないと思ったのです。
ですから、何とか「いいえ」と言えるように、トレーニングをしてきました。
「断り筋」を鍛えた成果
さて、すると、何が起こったでしょうか?
それは、
「自分が大切にしたいことに取り組む時間が生まれた」
のです。
たとえば、
・「ひとり戦略会議」で人生の方向性をじっくり考える時間
・ランニングをして運動を楽しむ時間
・会社の外で尊敬する人や憧れの人たちとおつき合いできる時間
・好きな分野を思いっきり学べる時間
などに時間を投資できるようになりました。
何より大きかったのは、
・ブログなどの文章を書く時間をとれるようになったこと
です。
これらの活動に時間を投資できているときは、充実感を味わうことができました。
そう、相手からの要求に「はい」という代わりに、「いいえ」と答えるようになったことで、私は自分の軸を取り戻したのです(徐々に)。
ですから、あなたにも「断り筋」を鍛えることをおすすめしたいのです。
「断りフレーズ」を考える
誘われたときに「はい」を基本的な答えにしないようにしましょう。
あなたの時間はあなただけのもの。
とても貴重なものです。
もちろん、「断る」のは「言うのは簡単、実行するのは難しい」でしょう。
私も同じでした。
ただ、これもトレーニングです。
鍛錬すれば「いいえ」を即座に言えるようになります。
「断り筋」は誰でも鍛えることができるのです。
それが、記事の冒頭でご紹介した子どもの「イヤイヤ期」のようなもの。
ですから、対策としては、事前に「いいえ」を表現するフレーズを考えておくことです。
「今はどうしても集中して取り組まなければならないことがあるので」
「先約を優先することにしているので」
「2週間後ならお引き受けできる予定なのですが」
といったように、あなたの環境で使える「断りフレーズ」を考える。
そして「いいえ」を使う時がきたら、勇気を出して「断りフレーズ」を言ってみましょう。
「断りフレーズ」は、事前に考えておくのがおすすめです。
Q:あなたの立場なら、どのような「断りフレーズ」が使えそうでしょうか?
とっさに考えるよりも、事前に言う練習をしてみるといいですね。
そうすれば、とっさに「断りフレーズ」が出ますので。
ぜひ、あなたも「断りフレーズ」をまずは1つ考えてみて、実践で試してみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝6時30分から「習慣化オンラインサロン」朝活ファシリテーションからスタート。
夜に「習慣化オンラインサロン」のチームミーティング。
そのまま続けて、チームメンバーで勉強会をおこないました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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