・怒り
・イライラ
などは、ネガティブな感情です。
そのような感情になった場合に、早めに抜け出すコツを知っていると便利です。
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良くも悪くもパワーがある「怒」
感情は、「喜怒哀楽」で表現されます。
この中で、良くも悪くもパワーがあるのは「怒」ですね。
「怒りやイライラに時間を費やすのは、はっきり言って人生の無駄です。」
これは100万部を超えた「怒らない技術」シリーズを書いた嶋津良智さんから教えていただいた言葉です。
確かにビジネスの商談やプライベートの人間関係でも、怒った方が不利な状況に追い込まれます。
その結果、勝負に負けてしまうのです。
自分を感情に左右されて突き進むと、いい仕事はできないということですね。
実際、怒りに任せて物事を行ったとしても、何事も良い方向には進まないでしょう。
たとえ、相手のためを想って怒ったとしても、人間関係が築けていなければ、どれほど正論を言ったとしても相手には反発されてしまうものです。
ですから、怒りのフィードバックで人間関係が良くなるはずがありませんよね。
そう考えると、怒りはエネルギーを大きく消費しますが、得られるものはとても少ない。
つまり、怒るということは、非生産的なエネルギーの使い方だといえます。
これは、夫婦や恋人関係であっても、友人との関係であっても、同僚や後輩・部下の関係であっても、取引先との関係でも同じです。
私が出会ってきたうまくいっている人たちの多くは、「怒らない」というマインドを決めて、それを習慣にしているのです。
「怒りは2次感情」だと理解する
では、どのようにすれば怒らないですむのでしょうか?
自分の感情に向き合うと言う意味で、私がお伝えしておきたいポイントを書きますね。
それは、
・怒りは2次感情
ということを理解しておくことが重要です。
さて、「怒りは2次感情」とはどのような意味なのか。
私の実例をあげますね。
先日、会社の仕事を終え、その後のコーチングセッションをまで終えて帰宅しました。
すると、部屋で子供たちが笑いながら遊んでいました。
子どもたちは夏休みだったのです。
たまたまそのときは妻の体調が悪くて寝込んでいたときだったので、キッチンには洗い物が残っていました。
その光景を目にした瞬間、私に怒りの感情が生まれてきました。
その理由は、最初はわかりませんでした。
子どもたちが笑って遊んでいることはいいことですし、キッチンに洗い物が残っていることくらいで普段は怒ることはないからです。
ですから、すぐに声を上げることはしませんでした。
そのあと、食事をしながら冷静に自分の気持ちを考えていました。
さて、このときの私の内側で何が起こっていたのでしょうか?
それは、
・尊重されたい
というニーズが満たされなかったから起きたものでした。
このような怒りというのは、自分の中の何かの感情が満たされなくて、それを穴埋めするために起こっている感情なのですね。
私の場合は何が不足していたのかというと、「父親としてがんばってはたらいてきたから、子供に尊重されたかった」ということがわかりました。
会社の仕事を終えコーチングセッションを終えて1日しっかり働いてきた私に対して、感謝やいたわりの言葉がなかったので私は悲しかったのだと思います。
そして、「悲しい」という1次感情から、2次感情で「怒りたくなった」わけです。
また、高校生の息子に対して、「お母さんの体調が良くないんだから、洗いものくらい片づけておいてくれれば良かったのに・・・」と残念に思いました。
そこに、イラッとしてしまったのです。
本当にそれほど気がきく男子高校生なんてなかなかいないのは、自分がよく知っているのに。(笑)
「怒りは2次感情」というのは、先の例で言えば、「一生懸命はたらいてきたのに、尊重されなかったので悲しかった」というのが1次感情です。
ですから、「怒る」というのは2次感情なのですね。
家族に子供たちに尊重されず悲しくなり、その悲しさが怒りに表出しそうになったわけです。
結果、1次感情のことがわかったので、なんとか子どもたちに声を荒げることはありませんでした。
そもそも、子どもたちが楽しく遊んでいるのなら、それはとてもすばらしいことのはず。
ですから、もしも2次感情にまかせて子どもたちを叱っていたら、きっと後悔していたでしょう。
自分の「1次感情」を認める
さて、あなたが最近イライラしたことを思い出してみましょう。
結婚している男性であれば奥様に対してイライラしたかもしれません。(笑)
では、奥様に対してイラッとしたり、怒りたくなった瞬間を思い出してみましょう。
そこにはどのような1次感情があったのでしょうか?
奥様があなたの何に対して大事にしてくれなかったのでしょうか?
「怒り」という2次感情の下にある「悲しい」「寂しい」などの1次感情。
まずは自分自身がその感情に気づいて認めてあげない限り、怒りは収まりません。
私の先の例でいうなら、子どもたちが「お父さんお帰りなさい!仕事おつかれさま。いま食器洗うところだから、お父さんはごはん食べてね!」なという感じで私に話しかけられたとすれば、「尊重されたい」という気持は満たされたはずです。
(書いていて恥ずかしくなってきたんですが・・・笑)
怒ることそれ自体は、誰にでもあります。
でも、そのタイミングでひと呼吸おき、「自分は悲しいと感じている」ということに気がついて、自分で1次感情を認めてあげられるようになると、いつまでも怒りを引きずることがなくなります。
ぜひトライしてみましょう。
また、この理論は、自分だけではなく相手が怒っている場合にも活用できます。
つまり、相手が怒っているときは、その人の1次感情を推察してあげればいいということですね。
単純に「ごめん」と謝るだけではなく、「ごめん、つらい気持にさせてしまったね」とか「ごめん、悲しい気持にさせちゃったね」などと、1次感情にふれること。
そうすると、相手の怒りは落ち着いてくるはずですよ。
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■編集後記
昨日は、終日「習慣化の学校」に参加。
この1ヶ月でまたもやメンバーに人生の転機がおとずれており、毎回目が離せません。(笑)
懇親会まで含めて充実した時間となりました。(^_^)
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