注意散漫で集中力に欠ける人は、タスク管理が苦手です(私が該当しています・笑)。
そんな人でもうまくいくタスク管理の方法を記事にしてみました。
「タスクが中途半端になってしまう」というお悩み
以前のコーチングセッションで、クライアントさんから聞いた話です。
「いまやっているタスクが終わりきらないうちに、ついほかのタスクをやってしまっているときがあるんです」
「それで、いろいろと手をつけているものの、結局最後まで終わっているタスクがほとんどなくて・・・」
「どれも中途半端な状態で、なんとなく未完了感を残したまま会社を出るんですよね。。。どうしたらいいでしょうか?」
そんなお悩みを聞きました。
私もこの感覚、非常によくわかるんです。
お悩みを持つ方のタイプとしては、
・おだやかなタイプ
・やさしいタイプ
・先のばしタイプ
・優柔不断タイプ
・人に頼まれると断れないタイプ
という傾向の人に多いお悩みだと思います。
そんなクライアントさんに理想の状態をたずねると、
「決めたタスクをきっちり終えて、達成感や完了感を味わいながら会社を出たいんです」
ということです。
理想と現実には、だいぶギャップがありそうですね。
では、どのように対策をしていけばいいのでしょうか?
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3ステップでタスクを3つずつクリアしていく
私が実践しているおすすめ方法は、次の3ステップです。
1:思いつくタスクを5分ですべて書き出す(10〜20くらい)
2:その中で重要なタスクを3つ選び、タスクの左頭に1、2、3と優先順位をつける
3:3つのタスクを順番にやり終えたら、残っているタスクに再び1、2、3と優先順位をつけてタスクに取り組む
この3ステップをくり返すだけです。
シンプルですよね。
ビジネス書によく書かれている
・タスクリスト(Todoリストとかやることリストなどとも言われます)を書き出そう
というのは、頭の中のタスクを見える化する意味でとても有効です。
アナログだけでなくデジタルで取り組んでいる人も多いでしょう。
しかし、ただ単に書き出しただけでは効果は薄いです。
なぜなら、このままではタスクの数が多すぎるからです。
脳のワーキングメモリーは、それほど容量が大きくはありません。
人間が1度に認識できるのは、せいぜい3つくらいだといわれているんですね。
ですから、それ以上のタスクを抱え込むのは非効率。
仮に20個のタスクがあるとしたら、それをすべて記憶するのは難しいわけです。
ですから、脳が扱えるサイズとして「3つ」ずつのタスクに区切るのです。
こうすると、多少は優先順位がずれても戻せます。
気が散ることも減るでしょう(ここまでやっても気が散るのが私なんですが・笑)。
3つにしぼりこむで、重要なタスクを見極めることになります。
よく「わかりやすい話し方」とか「伝わる話し方」といった本がありますよね。
そこには、たいてい「ポイントは3つにまとめましょう」と書いてあります。
これは、人間の脳のワーキングメモリーを考えているということなんですね。
ですから、3つを選んで、ひとつずつクリアしていけばいいのです。
人は、マルチタスクをやっているように見えても、厳密にはマルチタスクはできませんので。
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小さく計画することを何度もくり返す
もちろん、計画を立ててもその通りになることはありません。
突発のタスクやほかの人からの依頼がやってきます。
携帯に電話がかかってくることもあります。
そんなときはどうするか。
突発がやってきても、すぐに反応するのはやめましょう。
反応するだけになってしまうと、つかれます。
突発のタスクは、とりあえず1番下にメモだけしておけばいいのです。
ほかの人の依頼があっても、すぐに取りかからないことです。
電話も着信だけ残しておくか、留守電に用件を残してもらえば大丈夫です。
そして、とりかかっている3つのタスクが終わったところで、あらためて突発タスクを選べばいいのです。
1日の中で、状況は変わり続けます。
ですから、計画も変化させ続ける必要があるんですね。
つまり、計画通りにタスクを実行するのではなく(それは会社員には大変なタスクのはずです)、常に計画を修正し続けるということです。
そうして、3つのタスクをやり終える。
私は、終えたタスクを赤ボールペンで消しこんでいます。
3つのタスクを終えるたびに、また小さく計画をはじめるわけです。
1日に何度でも小さく計画をしましょう。
それと、タスクリストのひとつのタスクは、長くても15分までの単位にしておくことも大事です。
3つのタスクといって、ひとつが2時間かかるタスクだと計画ではなくなってしまうので(笑)。
そんな風にタスクの進行状況に合わせて、計画も変えましょう。
そうして、こつこつとタスクを3つずつクリアしていく。
それを1日の中で、何度もくり返しましょう。
そのようにしていけば、達成感や完了感を味わえます。
私と似たようなお悩みを持っている方は、ぜひ試していただけるとうれしいです。
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■編集後記
昨日は、前日に引き続きセミナーに参加。
文章に関するセミナーでしたが、自分のあり方を考えさせられる時間となりました。
ありがたいことに講師の方にお声がけいただき、セミナー後にマンツーマンでプチ懇親会へ。
ライティングのことだけでなく、出版に際してやっておいた方がいいことも伺うことができました。(^^)
まだまだ、私も本に関してできることがあるとわかったので、粛々と取り組んでいきます。
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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