運動の習慣

運動する時間がないという人へ。「時間がないときこそ、あえてスタートする」

投稿日:2019/07/03





「あんまり時間がないんですが、それでもトライアスロンのトレーニングは続けられますか?」

コーチングのクライアントさんから質問を受けました。

もちろん、私の答えは「時間がないときこそ、あえてスタートすることが大事です」とお伝えしました。

 

クライアントさんのトライアスロンへの挑戦

先日、コーチとして継続サポートしているクライアントさんが、

・トライアスロン(スプリント)に挑戦する!

という決断をされました。

しびれましたし、すばらしいです。

そこにチャレンジする気持、私も刺激を受けました。

以前、私もトライアスロンの師匠と話していたのですが、マラソンを走る人は増えたものの、トライアスロンまでやる人はなかなかいないのですよね。

ぜひ、完走までサポートしていきたいと思っています。

 

なぜトライアスロンに挑戦するのか?

トライアスロンのようにハードなスポーツに挑戦するときには、なぜ取りくむのか、その理由を考えておくことをおすすめしています。

私は、子どもの頃に「トライアスロン」をイメージした映像が残っているというのが理由です。

「すごいスポーツだなあ、、、自分にはとても無理だろうな」という感じで。

いま思うと、あれは30年以上前なので、超マイナースポーツの時期のはずなんですよね、

あれはテレビの映像だったのか、それともマンガのようなものだったのか、いまいち思い出せません。

ただ、ウェットスーツを着て屈強な男たちが浜辺をいっせいに走り出す感じとか、バイクを集団でこいでいるイメージが、はっきりと脳裏に残っているんですよね。

不思議なんですが、たしかに記憶が残っています。

記憶に残っているのは、おそらく感情が「すごいな」と動かされたからでしょうね。

幼いときのなんとなく覚えている記憶が、今の自分の一部をつくっていると、人生っておもしろいものだなって思います。

まず、そういった感じで、向かう対象に対する良いイメージを増幅させるとことはおすすめです。

「自分もそこにたどり着きたい」と思う感情が大事だからです。

 


 

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時間がなくても運動を習慣化する人

セミナーなどで趣味の話題になると「トライアスロンをやっているなんて、すごいですね」と言われることがあります。

まあ、タイムは速くはありませんし、トライアスロンをやっている自分が好きなので自己満足の世界なんですが。

そんなとき、まれに、相手の方から「トライアスロン、私もやってみたいんですよね」と言われることがあります。

そのとき、私は「トライアスロンをはじめると日常が変わりますよ。ぜひ、トライしてみませんか?」とお誘いします。

まあまあな確率で。

ただ、冗談だと思わているのか、今までに「いいですね!やりましょう(孫正義さん風に・笑)」と言われた人は、ほとんどいません。

実際には、「やります!」と言われた人が何人かいましたが、残念ながら実現されませんでした。

もちろん、それは個人の好みや趣味嗜好があるので、仕方がないことだと思います。

私も、無理やりすすめているわけではありませんので。

ロードバイクなどの費用はかかりますし、家族がいれば理解してもらうことも大変だと思います。

それでも、冒頭のクライアントさんのように、決断される人もいるんですよね。

その違いは、何なのでしょうか。

 

トライアスロンをやる人は暇なのか?(笑)

トライアスロンをお誘いしたときに返される言葉に、気になっているフレーズがあります。

それは、

「いやあ、私は時間がないんでトライアスロンは難しいと思います」

という風に言われる方が多いことです。

この言葉を聞くとき、私はいつも不思議な気持になります。

なぜなら、

「うーん、うーん、うーん、、、もしかして私(伊藤)は、めちゃくちゃ暇だと思われてるんだろうか、、、」

と思うからです(笑)。

きっと、「時間がないからトライアスロンができない」という人は、

「時間がないからトライアスロンはできない」=「時間がある暇人だけトライアスロンができる」

という公式が頭の中に流れているのだろうか、と思うわけです。

私が知らないだけで、「トライアスリート=暇人」という通説があるわけではありませんよね?(笑)

 

できる人は「時間ができたら」と言わない

事実、私の周囲のトライアスリートたちは、みなさんトライアスロンだけでなく、仕事でもすばらしい成果を出されている方たちばかり。

みんな家庭を持っていますし、自己投資も欠かしません。

遠目から見ていると「いつトレーニングしてるんだろう?」と思うような人たちなんですよね。

それでも、トライアスロンのレースになればしっかりと成果を出してきます(私のようにスイムでリタイアしません・・・)。

むしろ、そう考えると、「時間がないからこそ、トライアスロンができるのではないだろうか?」と思うこともあるんですよね。

なぜなら、彼らは、

「時間ができたらじっくりやります」

とは言わないからです。

 


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時間がないときこそ、あえてスタートする

たしかに、時間がないと余裕がなくなりますし、腰をすえて何かに取りくむことは難しいと感じます。

私も自分の複業を考えるときは、「新サービス考案やコンテンツ開発にじっくり取りくんでみたいな」と思うときばかりです。

そんな風に思いながら、日々の仕込みにじっくり熟成させている人たちを見ると、うらやましささえ感じます。

しかし、私のようなタイプは、逆に時間がたっぷりあっても「そのうちやればいいか」と油断してしまうことも多いんですよね。

せっかく時間ができてもベビーステップを踏み出せずに、結局やらないままで終わってしまうこともあります。

もしも、「あ、、、俺も(私も)思い当たる」という人は、

・時間がないときこそ、あえてスタートする

という風に考えてみましょう。

「時間があったらやる」という発想だと、じつはスタートできないことが多いんです。

 

「終電までの残業方式」のパワーとは?

わかりやすい例をあげると、昔の私がよくやっていた終電までの残業がそれにあたります。

「終電までの残業方式」と呼んでいます。

定時が終わって6時間近くも時間があるのですが、「もう今日は遅くなるし、じっくりやろう」と思っているうちに、9時、10時とすぎていきます。

いつの間にか、終電に近づく時間です。

結局、終電ギリギリまで、片づききっていない状態で仕事が残ってしまいます。

とくに、見積書や提案書などは、時間がかかるので、先のばしにしがち。

とはいえ、納期も近づいている案件なので、「終電までにこれだけはやらないと」と決断して取りかかってみると、意外と30分で片づいてしまった。

それで、「こんなんだったら、もっと早くやっておけばよかったな、、、」と思うわけです。

これが、「終電までの残業方式」です。

こんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?

 

ギリギリパワーを高揚感として活用する

トライアスロンに限らず、運動の習慣は、時間がないときにスタートしてしまったほうがいいと思っています。

「終電までの残業方式」でやったほうが集中できて、成果が上がるケースもあるからなんですね。

あなたが苦手な仕事だって、納期や締め切りがあるからこそ、終えられるものがあるのではないでしょうか。

運動の習慣も、「いつかやればいいな」では、その「いつか」は永遠にやってきません。

始めるためのきっかけがないことは、言い訳にしないほうがいいと思います。

「仕事が忙しくて、運動どころじゃないよ」と思っている時こそ、15分でもいいので体を動かしてみましょう。

すると終電間際のギリギリパワーで仕事をクリアした時のような感覚で、テンション高くトレーニングに取りくむことができる場合もあるんですね。

それが運動の習慣化につながります。

また、運動を習慣化すると、時間の使い方が間違いなく上手になりますから、日常の時間を有効活用するトレーニングにもなるんです。

そうなったら、体力的にも精神的にも快適な感情になります。

すぐには目に見える効果はないと思いますが、精神的な波及効果も高いのて、とても有効な習慣だと思います。

ですから、運動の習慣は、ぜひ時間がないときにこそ、

・時間がないときこそ、あえてスタートする

の精神で、運動を始めてみましょう。

1日の充実感が大きく変化すること、うけあいです。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社終わりでシークレットセミナーに参加。

講師の方に成果報告もできましたし、今回も気づきと学びの多い内容でした。

さっそく学んだことを妻にアウトプット。

「そういえば最近、やっているつもりでできてないな」ということって、あるんですよね。(^_^;)


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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