残業を減らすためのアプローチ、いろいろとありますよね。
その中でも、気軽に試せるわりに、意外と効果がある習慣があります。
それは、「電話にすぐには出ない」というシンプルなものです。
会社ではたらいている人はもちろんのこと、プライベートの携帯電話でも同じです。
「電話がかかってきたら、すぐに出なくてはいけない」というのは、メールやメッセンジャーがない時代の思いこみです。
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電話魔が引き起こす見えない失注案件
取引先の女性で、「電話魔」とも言う女性の方がいます。。。
その会社の取引条件は、決して悪くはないのですが、私はほとんど仕事をお願いしていません。
なぜなら、、、あの電話攻撃が苦手だからです。(^_^;)
仕事には変更や訂正はつきものですし、数量や納期の違いで大きなトラブルにも発展します。
それなのに、常に電話で連絡をされるので、こわくてたまりません。。。
とくに私は記憶力が悪いですし(汗)、夫婦の会話でさえ「言った、言わない」のトラブルがあるのですから、大事な要件はメールにするべきでしょう。
しかも、その女性の方の電話に出てしまうと、いつもせかせかしていて、周囲がなんとなくガチャガチャしてるんですよね。
それで、あせりからか、その女性の方は、たまに基本的なミスも起こすのです。。。
私以外のスタッフは発注をしているので目に見える損失はないのですが、ある意味では電話魔ということで、私からのオーダーは失っているのです。
(これは、意外とこわいことだと感じています。)
電話に生産性を邪魔されないように意識する
電話が好きな人の用件というのは、意外とたいしたことがないものです。
ですから、よほどのことでもない限り、すぐに出なくて良いと思っています。
それでも何度も電話がくる人であれば、なおさら「いま電車の中なので、ひとまずメールを送っていただけますか?」と返してみてはいかがでしょうか?
たとえ電車に乗っていなくても、です。(笑)
実際、わたしも会社の電話はある程度意識して出ないようにしていますし、携帯電話もいきなりは出ません。
とくに、私ひとりの時間は貴重な時間だと考えています。
それなのに、過去の失敗として、ブログを書いて夢中になってきたタイミングで携帯電話がなり、いきおい余って出てしまったことがあります。
いったん電話に出てしまえば、当然仕事の話になります。
すると、今度は依頼されたタスクに取りかからないと気になってしまうのですよね。
ようやくそのタスクを済ませてからブログに戻ると、待っていたのは、「・・・あれ?何を書こうとしていたんだっけ。。。」です。
ふたたびエンジンがかかるまでには、また時間がかかります。
せっかくのアイデアやインスピレーションも、どこかに消えていってしまうのです。
相手が何気なしにかけてきた、たった1本の電話。
それが、私の生産性を著しく下げてしまったのです(ただでさえ高くないのに・・・)。(T_T)
電話への思いこみを手放そう
アポにしても、仕事の依頼にしても、電話よりはメールのほうが、受け手としては安心して内容確認ができます。
では緊急の際はどうするのか?
もしも本当に緊急であれば、名前を名乗って留守番電話にメッセージを残してくれるはずです。
自分のタスクがひと息ついたら、あらためて確認しても遅くはないでしょう。
かくいう私も、5年くらい前までは「電話は相手を待たせることなく早めに出なければならない」という意識がありました。(^_^;)
しかし、変わったのは、私の周囲の「できる人」は、電話嫌いが多かったのです。(笑)
ただ、裏を返せば、成果を上げている人は、それだけ時間というリソースの重要性を理解しているわけです。
電話に出てしまえば、かんたんなやりとりであっても、3分くらいはかかります。
1日に10本の電話に出ていたら、それだけで30分の時間がなくなってしまうのですね。
睡眠時間を抜いた時間から、さらに30分を失うのは痛手です。
どうしても電話をしなければならないのであれば、細切れに電話するよりも、まとめて折り返したほうが効率が良いです。
なぜなら、頭が「電話モード」になっているので、スピーディーに会話や判断ができるのです。
このようにして、意識して電話に立ち向かわないと、時間が無駄になってしまいます。
仕事の中断や再開は急激なモードチェンジになるため、エネルギーも消費しやすいです。
いつもすぐに電話に出てしまって「自分の時間が取れない」という人は、ぜひ「電話がかかってきたら、すぐに出なければならない」という思いこみを手放してみましょう。
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■編集後記
昨日は、コーチの友人との相互セッション。
なかなか進展しない状況に、お互いやきもきしつつ、それでも前進するしかないのですよね。
人生に満塁ホームランはないし、人生にウルトラCはないので。
できることは、あきらめずに行動することです。(^_^)
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