あなたは、
・「いつ、どこで」を決める厳格な習慣形成
・「いつでも、どこでもOK」の柔軟な習慣形成
は、どちらの習慣が続くと思いますか?
実験:Google社員の運動習慣の取り組み
習慣形成について、とても興味深い研究を知りました。
これは、習慣形成に興味がある方には、ぜひともお伝えしたい内容です。
その調査は、アメリカのGoogle本社2500人以上の社員を対象にして行われました。
目的は、社員の長期的な運動習慣を形成するための取り組みです。
行動科学者たちが、最先端の知見を持ってプログラムにあたったんですね。
社員の方々には、パーソナルトレーナーが付きます。
そして、週に3回、1ヶ月のレッスンを受けます。
これは、全社員が同じ条件です。
ただ、違いが1つあります。
Aグループのトレーナーの方針は、
(1)厳格なルーティン方式
です。
要は、
・同じ曜日
・同じ時間
に、週3回のレッスンを受けます。
「ストリクト(厳格な)・トレーニング」です。
一方、Bグループのトレーナーの方針は、
(2)柔軟なルーティン方式
です。
こちらは、
・曜日はいつでもOK
・時間にもこだわらなくてOK
という条件で週3回のレッスンを受けます。
「フレキシブル・トレーニング」です。
さて、あなたに質問です。
Q:効果が高かったのはAグループとBグループどちらでしょうか?
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調査で判明した意外な結果
わざわざ私がブログに書くわけですから、答えは意外なほうですよね。(笑)
そうなんです。
答えは、
(2)柔軟なルーティン方式
だったんですね。
セオリーだと、Aグループです。
なぜなら、
・いつ
・どこで
を決めると、人間の行動力が2倍になると言われているからです。
それなのに、真逆の結果が出たんです。
これには、行動科学者たちも驚いたそうです。
理由は2つあります。
理由その1は、
・「頑固な社員」の誕生
です。
要は、
・決まった時間にすると、決まった時間に行けないときはジムに行かない
という融通がきかない人になってしまったという理由です。
理由その2は、
・「柔軟な社員」の誕生
です。
こちらは、
・予定が崩れてしまったときもジムに行く方法を習得したので、結果的に全体の運動量が多かった
ということだったんですね。
なんともまあ、興味深い話ではありませんか。
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厳格なルーティン方式と柔軟なルーティン方式
では、
Q:この調査が意味するところは何か?
ということを考えたいですよね。
シンプルに考えると、
・融通性の無さ=運動習慣の敵
であり、
・柔軟性がある=運動習慣の友
ということです。
スポーツの練習例
たとえば、スポーツで考えてみましょう。
あなたが、野球でバッティング練習をしているとします。
練習では、素直なストレートボールを投げてもらえます。
まっすぐに飛んでくるボールを、正しいバッティングフォームで打ち返す。
打ちやすいですよね。
その練習をしていれば、いいボールが来たときにきれいに打ち返すスキルがつきます。
一方で、あなたが、難しい変化球を打ち返すためのバッティング練習をしたとします。
体勢を崩されたり、タイミングを外されたりするわけです。
打ちづらいですよね。
ただし、この練習をしておくと、
・試合の本番で様々な変化球に対しても、体が動いて打ち返せるようになる
のです。
理想的な環境でストレートだけを打つ練習をしていれば、ホームランをガンガン打てるかもしれません。
もちろん、試合でもど真ん中のストレートがきたらホームランを打てるでしょう。
ただ、試合でそんなボールが投げられるのは、激レアです。
失投を待つしかありませんよね。
一方、変化球に対応するための練習をしている人はどうでしょうか。
試合でも柔軟に対応できます。
練習でできていることが、試合でできることだからです。
体勢が崩れても習慣にする
ここで、習慣です。
たとえば、ブログを書く習慣。
いつもと同じ時間に、いつもと同じ場所でブログを書けるかどうか。
それができれば理想的です。
専業作家さんなら、それもできるかもしれません。
ただ、大多数の方たちは、違いますよね。
ですから、ブログを継続したければ、崩れた体勢でもブログを書くしかありません。
たとえば、私は、電車の中で書くスキルやスマホで書くスキルを身につけてきました。
それは、同じ時間帯にデスクに座ってブログが書ける環境ではないからです。
結果的に、様々な場所でブログを書けるようになったので、有益で安定した習慣として定着してきたわけです。
これが、「決まった時間帯に、決まった場所でしかブログを書かない(書けない)」としたら、私のブログ更新は途絶えていたでしょう。
ルーティンの方式を見極める
たしかに、習慣を実行する際の
・時間(いつ)
・場所(どこで)
が決まっていれば、定着しやすいです。
一方で、その決まりが足かせになって「そのタイミングを逃したらできない」というパターンになる危険性もある。
そこに注意したほうが、習慣を継続できる可能性が高まることもあるわけですね。
さて、あなたが続けたいことは、いかがでしょうか。
誤解していただきたくないのは、
(1)厳格なルーティン方式
(2)柔軟なルーティン方式
のどちらも有効だということです。
ただ、あなたの性格タイプや習慣によって、方式を変えたほうがうまくいく場合もあるということなんですね。
そこを見極めて、使い分けていきましょう。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
夜は月曜に続いてスタバで「良習慣コーチング塾」の講座準備。
昨日はドリップコーヒーをオーダー。
初めてベンティサイズにしてみました。
スマホアプリからワンモアコーヒーをオーダーしたら誤ってもう一度ベンティを頼んでしまいました。
なぜ、私は「ワンモアコーヒーはショートサイズ」という思い込みを持っていたのでしょうか。
おかげで、コーヒーでお腹たぽたぽでした。(笑)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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