思考の習慣

「スプラリミナル知覚」で不安になりすぎないように情報をコントロールする

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「自分は心配症で、すぐに不安になってしまう」という悩みを持っている人はいませんか?

その場合「スプラリミナル知覚」が影響している可能性があるので注意してみましょう。

対策を記事にしてみました。




 

以前より不安を感じるようになっているような感覚

「最近、どうも心配性になったような気がする・・・」

そんな風に思っている人はいませんか?

実は私自身が、そう感じているんです。

普段は楽天的(というかあまり難しいことを考えられない・・・笑)なので、不思議な感じがしたんですよね。

これは気のせいではありませんでした。

自分の感情をふり返る感情日記を書いているノートを見返してみたんです。

すると確かに、何となくネガティブな心のつぶやきが増えているんですね。

ただ、これは私だけではなかったんです。

周囲の友人やお客さまに尋ねると、同じように感じている人がいたからです。

それでも、自分がコントロールできないことに意識を向けても仕方がないんですよね。

無力感を味わうだけですので。

こういったときに思い出すのは、アメリカの神学者であるラインホールド・ニーバー氏の「ニーバーの祈り」として有名な

“変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ”

という言葉。

変えられないのは世の中の状況であり、変えられるのは自分自身ということでしょう。

そのためにできることは、外部から入ってくる情報を自分でコントロールするということです。

 


 

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「スプラリミナル知覚」とはどんな効果なのか?

今回の私のようにわけもなく不安になってしまう現象、これは「スプラリミナル知覚」というんだそうです。

先日、私がビジネスを学んだ中村博さんから教えていただきました。

さて、「スプラリミナル知覚」という言葉。

聞き慣れない言葉ではないでしょうか。

これは心理学用語です。

言葉は難しい感じがするんですが、意味は簡単です。

「スプラリミナル知覚」とは、

・人は自分が見たものや聞いたものが、その後の行動に影響を与える

ということです。

少し説明してみますね。

たとえば、私の息子は小学生の頃に「仮面ライダー電王(でんおう)」が大好きでした(私も一緒にはまっていたわけですが・笑)。

息子は普段はおとなしめの性格です。

でも、「仮面ライダー電王」のテレビを見終わると「仮面ライダーごっこ」をやろうとして攻撃的になってくるんですね。

さっきまで見ていたテレビに影響されて、息子の行動が変わったわけです。

とてもシンプルにいうと、これが「スプラリミナル知覚」です。

もっと身近な例でいえば、テレビCMはわかりやすいですね。

たとえば、マクドナルドの新発売の商品をCMでチラッと目にする。

すると、そのときはそれほど興味をひかれなくても、翌日にランチを食べるときになって、普段なら選択肢に入らないマクドナルドに入ってしまう。

CMをチラ見したことが、行動に影響してしまったわけです。

そんな感じですね。

「スプラリミナル知覚」の意味が、何となくでも伝わったでしょうか。

この「スプラリミナル知覚」。

最近の私が何となく不安を覚えていたことと関係あるんですね。

どういうことか。

そう、最近ニュースを以前よりもチェックするようになって、ネガティブな情報を取りこんでしまっていたからなんです。

それはニュースだけではありません。

実際に、

・外出時にマスクをする

・電車でくしゃみ(花粉症の)をしてしまってにらまれる

・薬局からティッシュペーパーが消える

・ネットスーパーからミネラルウォーターがなくなる

・スーパーの棚から即席麺が消える

・お客さまの会社に訪問するとアルコールスプレーをすすめられる

という現象を見ているうちに、それらの情報がインプットされてきたわけです。

結果として「スプラリミナル知覚」がはたらき、私(たち)の感情に影響を与えているということになるんですね。

 


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過度な「スプラリミナル知覚」を避ける3つの情報ルート

情報は、食べ物に似ていると考えています。

良質な情報を吸収すれば、思考もプラスになり、行動もアクティブになります。

栄養あるものを食べれば、健康になるように。

一方で、芸能人のスキャンダルなどの不必要な情報やほかの人の批判ばかりの情報をインプットしていれば、思考もネガティブになり、行動も停滞しやすくなるわけです。

たとえば、AさんとBさんがいたとして、

・Aさんは名言ややる気が高まる言葉に囲まれている

・Bさんは批判やネガティブな情報ばかり耳に入ってくる

としたら、どちらが心配性になるでしょうか?

あきらかにBさんですよね。

要は、ネガティブな情報ばかりインプットすれば、その人は自然に心配性になっていくわけです。

では、いま以上に不安にならないためにはどうすればいいのでしょうか。

そう、必要以上にネガティブな情報にふれないように自分で制限をかければいいわけです。

ネガティブな情報が入らないようにするために、まずは下記の

1:テレビ

2:インターネット(ニュース記事)

3:インターネット(人)

という3つの情報ルートに注意してコントロールしましょう。

 

テレビ

テレビの中でもとくにニュース番組はネガティブな情報が8割と言われています。

そのほうが視聴者に不安を抱かせて、視聴率がとれるからなんですね。

しかも、ニュース番組は映像の尺も決まっていますから、どうしても編集作業が必要となります。

結果として、インパクトがあるような断片的な情報しか切り取れません。

そのため、どうしても大げさなつくりになってしまうんですね。

テレビの場合は適度な情報をチェックしたら、テレビを消してしまうかほかの明るい番組に変えるようにしています。

 

インターネット(ニュース記事)

こちらもテレビに近いですが、タイトルからあおっているような記事を見かけます。

しかも関連する情報を追っていくと、どんどん深みにはまります。

その先が有料記事になっていたりすることも。

こちらも、テレビのニュースと同じように、あまり深追いしないようにしましょう。

 

インターネット(人)

インターネットでは、ウイルスの研究者でもなく専門家でもない人がいろいろな情報を発信しています。

必要以上に恐怖をあおっていたり、とても悲観的な未来を描きすぎたりしているように感じてしまいます(もちろん、それが当たるのかもしれませんが・・・)。

でも、一般人が政治家を批判したり、政策をバカにしてもどうにもなりません。

それよりも、自分ができる備えをしていきましょう。

あまりネガティブな情報を発信している人のブログやSNSは読まないようにしています。

 

もちろん、現実的な情報を入手することは必要です。

大変な状況で何も情報を入手しないことは命取りですので。

ただ、必要以上にネガティブな情報にふれすぎないようにすることも大事だと思います。

「スプラリミナル知覚」に影響されすぎないように、自分でインプットする情報をコントロールしていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日の日中は、自宅で引きこもり。

ただ、運動のルーティンもあったので午後に外出。

娘と2人で散歩を兼ねた買い物に行きました。

気分転換の外出もしないと、息が詰まってしまいますよね。。。(^_^;)


 


 

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