あなたには、「時間の管理ができなくて困っているんです・・・」という悩みがありますか?
もしかすると、あなたのタイムマネジメントに不足しているのは、「感情」という視点かもしれません。
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時間の使い方に悩む私の前に現れた救世主
タイムマネジメントを考えていくと、たいてい出てくるのは、「時間管理のマトリックス」です。
未来を良くするための時間の使い方を考えていくと、「緊急ではないけれど重要な活動」にどれだけ時間を投資できるか、そこが焦点になっていくということですよね。
コーチングのクライアントさんが抱えているテーマの多くも、時間が課題になるものが多いです。
私自身も、いつも考えていることですし、定期的につまづく部分でもあるので、常にテーマ設定としています。
今も個人的に重要なプロジェクトを抱えて四苦八苦しているので、何とか改善策を、ということで自分で工夫したり、コーチに話を聞いてもらったり、タイムマネジメントの本を読みなおしたりしていました。
ただ、私のような雰囲気に流されやすいタイプの人間は、「やるべきタスク」が積み上がりやすいです。
自分で自分をマネジメントするトレーニングがまだまだ足りないことを思い知らされました。
まあ、ひと言でいうと、時間がうまく使えなくて困っていたのです(苦笑)。
そこに救世主が現れました。
何を隠そう、私の息子(もうすぐ高校3年生)です。
先日、大学受験に向けた学習塾のセミナーに保護者として参加した際に、妻と3人で家族会議。
そこで、私と息子で「第2領域」を確保することが重要な課題になるということとなりました。
そこで利害が一致したのですね。
私は日曜日の午前中はできるだけコーチングをいれず、地元のカフェで2人で朝から「第2領域」を確保する約束をしたのです。
子どもと「第2領域」を確保する3つのメリット
子どもと一緒に「第2領域」を確保する習慣。
息子は受験に向けた学習をして、私は書く仕事や「ひとり戦略会議」ができました。
まだ2回目ですが、これが実にいいのです。
ざっと3つくらいメリットを感じました。
まず、お互いにサボれません。
隣の席を確保するので、ボーッと上の空になることはできませんし、手を動かし続けなくてはならないからです。
スマホゲームやネットサーフィンの誘惑にも負けませんでした。
次に、「習慣ともだち」ができることです。
家族とはいえ、親も子どもも約束していると思えば、寝坊せずに起きます。
多少遅れても、それでも相手がいると思えばキャンセルはできません。
これが、健全な強制力になるのです。
最後は、終わったあとは男同士2人で、ランチを食べられたことです。
この時間、意外とありそうでなかったので、いい時間でした。
1回目は私がセミナーがあり、2回目は息子が英検の2次試験だったので、2人で同時に「第2領域」を持てたのは2時間30分くらいです。
それでも、休日の午前中に集中する時間をつくることができたというのは、
・親子のコミュニケーションがとれたこと
・「第2領域」に最重要の活動を投資できたこと
・終わったあとの達成感があること
という感じで、非常に充実感を味わえたのです。
これは、私が大事にしている価値観に沿った時間の使い方であり、味わいたい感情を得られたからこそ、受け取れたものだと感じました。
「雰囲気としての充実感」というまやかし
一方で、「第2領域」に時間を使わなくても、目の前の「重要に見えるタスク」をやっていれば、「雰囲気としての充実感」は味わえます。
私も先日、どうしても会社の仕事で残業を避けられず、1日でたくさんの「To Doリスト」を「こなし」ました。
普段は「To Do」という言葉はやらされ感があるので使いませんし、仕事を「こなす」という言い方もあまり好きではありません。
でも、先週の会社の仕事の雰囲気は、まさに「To Doリストをこなす」感じだったので、あえて使っています。
それでも、「雰囲気としての充実感」があったのです。
帰宅して1杯だけ飲むビールも、雰囲気としてはおいしかったように感じました。
しかし、私の感情は「本質としての充実感」はありませんでした。
「To Doリストをこなして、缶ビールを楽しむ」という雰囲気だけでは、私の本質は喜んでいなかったのですね。
このとき気づいたのは、
・時間の価値も、感情が判断する
ということです。
世の中でよく使われる言葉に、「忙しい」という言葉があります(この言葉も私には禁句です)。
よく考えると「忙しい」という言葉も、雰囲気ですし、感情が判断しているものです。
一見、「忙しい」という言葉は状態をあらわしているように思えますが、これもその人が感じているだけです。
ほかの人が同じボリュームの仕事を請け負っても、「忙しい」と思わないことがあるはずですよね。
実際、忙しさをはかるメーターがあって、絶対的な「忙しさ」が計測できるわけではありません。
それなのに、「忙しい」という言葉を使った瞬間に、「自分は忙しい」というラベルを貼ることになります。
すると、精神的な余裕がなくなりますし、「忙しいから仕方がない」という思考停止につながりやすいのですね。
ですから、「忙しい」を禁句にしています。
一国の大統領や首相よりも、私が忙しくなることはありませんので。
時間の価値は「感情」が決める
時間に関していえば、「自分だけの自由な時間が欲しい」もよく聞くフレーズです。
早起き習慣化でご相談にこられる方にも多いテーマです。
この「自由な時間」という表現もクセもの。
というのは、「自由=ひまな時間」というわけではないことに気づかれていない方が多いです。
かくいう私自身も、予定が詰まってくると、「ああ、自分だけの自由な時間が欲しいな」と思うものです。
あるタイミングで、いざ自由な時間が2時間できたときに、ぼんやりテレビ番組を観て「自由な時間=暇な時間」をすごしたとします。
ただ、テレビを観終わった2時間後に感じるのはたいてい「後悔」です。
これは、よく考えるとおかしいですよね。
自由な時間ができて、ゆっくりテレビを観ていたのですから、本来だったら「よし!自由な時間をすごせた!」とガッツポーズするくらいでないといけないのではないでしょうか。
しかし、残念ながらそのようにガッツポーズをしたことはありません(笑)。
それよりも、コーチングのクライアントさんとコーチングしながら皇居を5km走ることや、いきつけのやきとん屋さんのカウンターでホッピーを飲みながら30分だけでも好きな本を読む。
そのほうが、10倍くらい自由さを感じますし、本質的な充実感も味わえます。
これは自分に合っている価値観に沿っている活動をしているからですし、余計なことは何も考えないフローの状態に入っているからです。
今回の息子とのカフェの「第2領域」の時間も、まさに同じような時間でした。
このようにして時間の使い方を変えることは、最初は抵抗感があります。
でも、私のようにほかの人の力を借りるなどして、多少強引であってもいいので、「第2領域」の活動時間を天引きしていきましょう。
そうして、
・人生の計画をたてる
・ビジネス自己啓発書のバイブルを読む
・自分の過去に向き合う
・何もかも忘れて運動する
・人生で成し遂げたいことを考える
など、価値観に合った「第2領域」の時間を確保すればするほど、あなたの人生で大事なことを、もっと大事にできるようになります。
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■編集後記
昨日は、終日「習慣化の学校」のグループコンサルティング。
10時から17時まで、習慣化コンサルタント古川武士さんと「習慣化の学校」メンバーとの怒涛のコンサルティング。
私も板書しながら、個別にフィードバックしたりと、ずっと緊張感を味わいながら6時間の集中タイム。
終わったあとは、心地よい疲労感に満たされました。(^_^)
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