自分の才能を発見するためには、「どのようなことで自分の感情が動くのか?」を見つけることが不可欠です。
また、才能を伸ばすためには、自分が憧れるタイプの人をきっちり区別しておくことをおすすめしています。
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自分の才能に目覚めた人の7つのタイプ
才能心理学を提唱する北端康良さんが非常に興味深い分類をしていることを知りました。
北端さんが調べた中で、才能に目覚めた人は、次の7つのタイプに分類されるそうです。
(1)自分が欲しいものを追求した人
(2)やりたいことを追求した人
(3)なりたい自分を追求した人
(4)助けたい人がいた人
(5)経験を追求した人
(6)与えられた環境で努力した人
(7)もともと上手にできた人
このうち、(1)〜(5)は「感情」によって才能を開いています。
ここからわかるのは、人は「能力」ばかりを「才能」ととらえがちですが、実際は71%の確率で「才能は感情から生まれる」ということがわかるのですね。
私の成長を促進した感情を発見
私はこの分類を見て、「おー!!こういうことだったのか!」と驚きました。
考えてみると、私が(自分なりに)成長したのは、
(3)なりたい自分を追求したから
だということに気づいたからです。
たとえば、
・小学生の頃に、ジャイアンツの原辰徳さんのプレーを見て、「あの人のようにかっこよく野球をやりたい!」と憧れて野球をはじめました。
(プレースタイルがまったく異なったので、結果は出ませんでしたが・・・)
・大学生の頃に映画監督を目指したのは岩井俊二さんの映画をみて、「あの人のようにかっこいい映画を撮りたい!」と憧れて自主映画撮影をはじめました。
(某テレビ番組制作会社で働いたものの、結果は出ませんでしたが・・・)
・村上春樹さんの小説を読んで、「あの人のようにかっこいい文章を書きたい!」と憧れて経済学部生なのに文学部の授業をとりました。
(文才がまったくなかったので、結果は出ませんでしたが・・・)
・本田直之さんの「レバレッジリーディング」を読んで、ビジネス書の多読法を知り、「あの人のようにたくさんの本を読みたい!」と憧れてビジネス書を買い込みました。
(それまでの知識がまったくなかったので、かなり難解な本は最後まで読み通せませんでしたが・・・)
など、けっこうな体験をあげられるものです。
要するに、私は憧れる対象の人を見つけたときに、
「あの人のようにかっこよくなりたい!」
という感情から行動を起こしていました。
これが私の「成長スイッチ」なのです。
自分と共通点のあるタイプの人に憧れると理想的
ただ、上記をみてわかるように、私は「自分とタイプが違う人」に憧れを持っていたため、なかなか成果に結びつきませんでした。
ここから考えると、「あの人のようにかっこよくなりたい!」という感情には、
1、自分とまったく違うタイプの人に憧れる
2、自分と共通点のあるタイプの人に憧れる
という2つの種類があるということです。
過去、私は、
1、自分とまったく違うタイプの人に憧れる
というパターンだったのですが、これが非常に苦しい。
なぜなら、「自分が欠けているもの」を憧れの人が持っているからです。
欠けているものを埋めようとするのは非常につらいものです。
できれば、避けることをおすすめいたします。
一方で、現在の私は、
2、自分と共通点のあるタイプの人に憧れる
と思っています。
私の現在の師匠たちは、「自分と共通点のあるタイプの人」だと感じています(一方的に)。
もちろん、ギャップは大きなもので、多少の努力ではその差は縮まりません。
しかし、だからこそ、「追いかけたい。少しでも追いつきたい。」という感情がわき上がります。
そこには、「自分とまったく違うタイプの人」を追いかけるような苦しさは感じません。
むしろ、楽しみや嬉しささえあります。
かといって成長していないとは思っておらず、むしろ成長感を味わっているのです。
「楽しみながら成長する」というプロセスは、私が目指す理想的な成長スタイル。。
そのためには、私のように、
(3)なりたい自分を追求した
ことによって成長をしている人は、「自分と共通点のあるタイプの人」に成長のギャップを求めることがおすすめです。
自分とタイプの違う人を目指して苦しまないようにしましょう。
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■編集後記
昨日は、久しぶりにビジネス書ではない本を1冊読了。
さすがに3年間ブログを書いていると、文章の読み方が変わりますね。
自分が書き続けてきた経験が、こういった部分で表出されてくるのが嬉しいです。(^_^)
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