思考の習慣

「きちんとの呪い」を解いてくれる30点主義の発想

投稿日:


「きちんとやりたい」という気持ちは、誰にでもあります。

ただ、それが「きちんとの呪い」にかかってしまう前兆です。
そうならないためには、
「30点で進めばOK」
という発想がおすすめです。




 

「きちんと系のフレーズ」のメリットとデメリット

「ちゃんとやりたい」
「しっかり取り組みたい」
「きっちり終わらせたい」

以前の私の口ぐせであり、考え方のクセでした。

この「きちんと系のフレーズ」。
機能しているときはプラスに働きます。

たとえば、ブログ。
「ブログをきちんと書く」ことができれば、完成度は高くなります。

ブログに関して、
・誤字脱字がない
・構成にぶれがない
・脱線していない
というメリットがあるからです。

ですから、いつも「ブログをきちんと書く」ことが理想ではあります。

一方で、「ブログをきちんと書く」ことには、デメリットもあるんですね。

それは、
・時間がかかる
・書き出すまでに悩む
・書き終えても「きちんとできていない気がする」という未完了感がある
といったデメリットです。

これらのデメリットが強くなると「きちんとの呪い」が、私たちを苦しめるんです。
結果、「ブログをきちんと書く」ことができないばかりに、
・ブログが書けなくなる
・ブログに挫折する
という状態になってしまうわけです。

私たちが行動量を増やしていきたい場合は、この「きちんとの呪い」を解かなければなりませんね。

では、どうすればいいのでしょうか。

 


 

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「きちんと」よりも「30点」を目指して動き出す

「理想に届かないから、やらない」

これが、私たちが一番避けたいことです。

それよりは、
「理想に届かないかもしれないけど、30点主義で進める」
という発想を持ってみましょう。

ここも、ブログを例にしてみます。

私は、「あの人みたいな記事を書きたいのに、どうしてもきちんと書けない……」ということがありました。
そのため、ネタを思いついたり、書き始めてみたのはいいものの「・・・違う。レベルが低い。こんなんじゃだめだ!」という感じで、ネタをボツにしてしまっていたんです。

その頃の私は、ブログ歴が5年くらいしかなかった頃でした。
それなのに、10年くらい書いているブロガーの方の基準を目指して、ブログを書こうとしていたんですね。
結果、ブログ1記事を書くために膨大な時間をかけてしまいました。

でも、質は低いものだったんです。
悲しいですね……。

もちろん、ブログのクオリティーを上げるために、先輩ブロガーの基準に挑んでみるのはいいことです。
ただ、いきなり同じようなレベルで書けると思わないほうがいいでしょう。
先達のブロガーさんが10年かけてたどり着いた境地なわけですから。

今から思えば、先達のブロガーのみなさんを目標にして、参考にしつつも、自分が書ける範囲で書けば良かったのだと思います。
私たちは、どのレベルを目指そうとも「自分が書けることしか書けない」わけですから。

それなのに「理想に届かないから書かない」というのは、悪手です。
どれほど稚拙であっても、記事を書かなければ、自分がどのレベルにいるかもわからないからです。

 

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「きちんとの呪い」にかからないために

30点主義の発想は、ほかの習慣にも言えます。

運動なら、「今日は1時間走れないからやめる」のではなく、「時間がないけど、なんとか15分だけ走る」とか、「せめて室内でスクワット30回だけやる」ほうが何倍もいいです。

仕事でも「退社時間までに提案書が完成しないからやめておこう」よりも、30パーセントだけ手を着けておく。
すると、明日の自分が楽になります。

ダイエットでも、ローカロリーかつ栄養がある食事をとるのは大変かもしれません。
だから「時間もお金もかかるから野菜を食べずにファストフードで済ませる」という選択より、キャベツの千切りだけとか、トマトを丸かじりするほうが健康にいいですよね。

そのため、
「理想に届かないかもしれないけど、30点主義で進める」
という発想がおすすめなんです。

これは私がいつも自分に言い聞かせている言葉でもあります。

じつは、現在進めている「良習慣塾」の募集ページづくり。
これが「きちんとの呪い」にかかってしまいました……。
まあ、毎年この呪いにかかるんですけれど。(笑)
あとは、セミナーのスライドづくりや告知文なども「きちんとの呪い」にかかりやすいんですよね。

そんなときこそ、
「理想に届かないかもしれないけど、30点主義で進める」
というフレーズをつぶやいて、進めるようにしています。

さて、あなたは、いかがでしょうか。
理想をイメージしすぎて動き出さないよりも、30点でいいと考えて動き出してみましょう。
30点まで完成させれば、見通しがつきますので。
「きちんとの呪い」にかからないように。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。

7時からコーチングセッション。
8時から「習慣化オンラインサロン」新メンバーへの初回カウンセリングでした。

外出していた家族とランチで合流。
カラオケに行ったあと、地元のビアホールへ。
10種類のビールから、飲み比べを楽しみました。(^^)


 


 

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良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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