セミナーの習慣

セミナーやプレゼンを考えるときに最初に決めるべきこと

投稿日:2024/02/13


セミナーやプレゼンテーションなどで、人に説明したり、何かを伝える場合は、何を重視すればいいのでしょうか。
それは「終わった後のゴールを考えること」です。




 

『「早起き」の技術 2024年版』セミナーに登壇

先週の日曜日は、「習慣化オンラインサロン」でのセミナーを開催しました。

月に1度のシークレットセミナー。
サロンの中でも一番参加人数が多いイベントです。
今回も40名以上がご参加。
そこで私が講師として登壇することに。

しかも解説役として古川さんが構えています。
緊張します……。

テーマは『「早起き」の技術 2024年版』。
2015年に出版された習慣化コンサルタント古川武士さんの本をベースにして、早起きのベーシックなところから、上級編までお伝えしました。

私はセミナーパートで話す。
パート終わりに、古川さんからの解説で締めていただく。
そんな構成でした。

今回のセミナーで、新たにトライしたことがあります。
それは、
・早起きのそれぞれのフェーズで、解決方法に比喩を活用すること
です。

具体的には、
(1)早起きがうまくいっていない方→ボルダリング
(2)早起きをキープしたい方(リバウンドしたくない方)→ダーツ
(3)早起きをレベルアップさせたい方→オセロ
という比喩です。

なぜ、比喩を活用したのか。

それは、なんといっても
・行動していただくため
です。

 


 

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セミナーづくりに迷走した話

実は今回、セミナーの目的を見失いました……。
構成に迷ったんです。

そこから道を踏み外し、次第に、
・スライドの文字を減らそう
・きれいな画像を入れよう
・図解にも気を配らないと
という感覚になっていきました。

まさに迷走状態。
ゴールを見失っていたんです。

要は、
「何のためにセミナーをするのか?」
「誰に伝えるのか?」
「その人たちに何をして欲しいのか?」
があいまいになっていました。

セミナーは、コンテンツやワークを通して、
Q:受講生にどんな状態になっていただきたいのか?
を考えることが重要です。
なぜなら、どんなに最先端の情報を伝えたとしても、受講しているみなさんの行動が変わらなかったら意味が無いからです。

知っているけれど、使っていないとしたら、その知識はまったくの無駄になります。
ですから、「セミナーのあと、どれくらい行動して欲しいのか」というゴールを忘れちゃいけないんですよね。

それなのに、私はスライドのデザインや写真選びに時間をかけてしまったわけです。
恥ずかしながら……。
何ともまあ、力みすぎました。(^^;)

この失敗は、セミナーをやり始めた頃にもやっちまっていました。
スライドや自分が話すことに気を取られすぎて、肝心の「受講生」のみなさんを置いてけぼりにしていたわけです。

それにも関わらず、私の悩みは「なぜ、コンテンツをお伝えしているのに、行動にうつしてくれないんだろう?」だったんです。
我ながら、けっこう矛盾していますね……。

 

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行動していただくための比喩の活用

現在は、セミナーやプレゼンテーションを考えるときは、
・いかに納得感を持って行動していただけるか?
を、考えるようにしています。

むしろ、そこを最初にはっきりさせないと、今回のセミナーのように迷います。
自分が構成で迷うと、セミナー自体も迷うんですよね。

だからこそ、何よりもまず
・ゴールをはっきりさせること
から考えるようにしています。

このとき、間違いやすいトラップは、
・理解していただくことをゴールにすること
です。

もちろん、理解していただくのは悪いことではありません。
ただ、理解していただくだけでは足りないんです。
なぜなら、以前の私のように「どうして理解してくれたのに、行動につなげていただけないんだろう?」と悩んでしまいます。

同じく、
・きれいに話す
・上手に語る
・うまく伝える
こともゴールじゃないです。

なぜなら、受講生に「なるほど、あなた(伊藤)の言いたいことはわかった。で?結局、私たちはどうすればいいの?」と思わせてしまうからです。

では、どうするのか。

理解していただいた後に、
「では、具体的にこんな風に実践してみましょう」
と行動を促さなければいけないわけです。

とすれば、早起きレベルが分かれているので、
・早起きを3つのフェーズ(初級・中級・上級に分ける
・それぞれのフェーズのみなさんに早起きを加速していただく
ためにはどうすればいいのか。
そこを考えたんですね。

結果、私が決めたのが、
・比喩を活用する
ということです。

それが、前述の通り、

(1)早起きがうまくいっていない方→ボルダリングのように、まずはうまく行ける登頂ルートを探す試行錯誤をすること

(2)早起きをキープしたい方(リバウンドしたくない方)→うまくいかないときはダーツの的に集中できていないから、早寝を中心に1日を組み立てること

(3)早起きをレベルアップさせたい方→オセロをひっくり返すように、早起きするポジティブな理由を増やすこと

という比喩とともに伝えることにしたわけです(これも実験でしたが)。

それぞれのフェーズの方に、1つでも早起きに向けた行動を変えていただけたら、うれしいです。
そのゴールを目指して、セミナーを考えたので。

あなたがプレゼンテーションやセミナーなど、人に行動を促すときは、私の失敗のように、
・理解していただく
・うまく伝える
こと以上に、
・行動していただく
ことをゴールにしましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。

その後、「良習慣塾」募集ページづくりや「ビジネスブックBAR」の準備など。

夕方に、家族と地元の中華料理屋へ。
帰宅後は、家族団らんの時間をすごしました。(^^)


 


 

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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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