モチベーションの習慣

目標設定は生き物のように柔軟に変化させる

投稿日:2020/09/18


「設定した目標を達成することが難しそうだ、、、」

そのようなケースでは、どのように目標を考えていけばいいのでしょうか。




 

目標が未達になりそうなときはどうするか?

コーチングでサポートしているクライアントから相談がありました。

「このままでは月間100キロのランニングするという目標が達成できないかもしれません、、、」

これは私自身もよくある状況なので、この気持ちはわかります。

今回の「月間100キロランニングする」という目標。

習慣的にランニングしている人でも、それなりに難易度が高いです。

クライアントさんは会社の仕事や友人たちとのつきあい、そして家族とのコミュニケーションがあります。

そのためなかなか走る時間がとれず、2週間経過の時点で25キロほどでした。

2週間で25キロしか走れなかったものを、残り2週間で75キロ走る。

けっこうきびしいでしょう。

普通に考えると、100キロの達成はできない可能性が高いです。

このようなときは、まず「あと2週間でどうやって75キロ走るのか?」を考えます。

ここで「とにかくがんばります!」という精神論に頼ると、まず目標は未達に終わるはずです。

そこで数字から考えます。

1日あたり5キロちょっと走る計算になります。

それが現実的なのかどうかを見極めるのです。

もしも現実的に難しい場合は軌道修正が必要です。

そのままにしてしまうと「また目標未達だった、、、」ということになり、未達感が残るだけです。

 


 

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目標は軌道修正をしながら続けることが重要

では、目標達成が難しいときはどうすればいいのか。

このときに大事なのは、「いかに上手に目標を軌道修正できるか?」です。

これは単純に目標の数字を下げればいいということではありません。

目標の数値は下げてもいいのです。

ただ、下げた数値に対してあなたがどれくらいのパフォーマンスを発揮できるのか。

そこをしっかり決めておかないと、目標は形骸化してしまうのですね。

「目標設定は簡単」だと思われている人が多いです。

でも、正しく目標を設定するというのは、それほど簡単ではありません。

単に荒唐無稽な高い数字を掲げたり、達成できなくてもそのままあきらめてしまうことを目標設定というなら、それは簡単でしょう。

その目標のままでは、がんばろうとしても限界があります。

じつは、目標は下げるときのほうが難しいのです。

とくに中長期の目標は軌道修正なしには達成できないでしょう。

何度でも軌道修正する必要があるわけです。

というよりも、軌道修正をしながら続けること。

それが重要なのです。

そのさいに「この目標ではだめなんだ」と否定しないこと。

たしかに、軌道修正しなければいけない目標というのは、設定した時点で完全ではなかったのかもしれません。

ただ、それでいいのです。

その目標を設定して行動していくことによって、最初に設定した目標の改善点が見つかったということだからです。

そうして目標を軌道修正していくわけです。

 


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「生きた目標」として柔軟に軌道修正をしていく

私は、コーチとして目標を達成できそうにないクライアントでも、途中でやめさせることはありません。

結果的に、クライアントさんなりに行動を積み重ねて、ときには苦しみ、ご自身なりに最善を尽くしたという達成感が必要だと考えているからです。

コーチによっては、まず実現できないような高い目標をつくるコーチもいます。

そのうち半分でも到達できればいいと考えているのですね。

たしかに、最初から50パーセントの目標を目指すと、それ以上の目標になることは少ないでしょう。

月間50キロのランニングを目指していたときに、「気づいたら月間300キロ走ってました」となることは考えづらいですよね。

だからといって、最初から月間50キロにしていいのか。

私は、そのようなごまかすような方法はあまり好きではありません。

それよりも、「ちょっとがんばらなければ難しいけれど、あなたならできる」というレベルの実現可能な目標を設定して欲しいとお伝えしています。

達成が現実的な目標にしなければ、やる気が続かないからです。

その上で目標が「月間50キロのランニング」なら、それを最終目標にすればいいでしょう。

大事なのは、クライアントが100パーセントの力を出して、その数字を達成するような目標を考えることです。

その目的のために、目標を柔軟に変えていきましょう。

変えた目標であっても達成感を味わえるように、適切に軌道修正していければ理想的です。

それが「生きた目標設定」となり、結果として目標をクリアできるようになるのです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活ファシリテーションからスタート。(木曜日は6時の部と6時30分の部を2回です)

会社の仕事でハードなことがあり、、、深夜まで会社に待機する事態となりました。(^_^;)

おかげで「早起き習慣化プロジェクト」メンバーとのコーチングセッションが短縮版に。。。

ただ、がんばられてきた成果が出てきているので、次回が楽しみです。(^^)


 


 

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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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