Q:人に気持ちよく動いてもらうためには?
そんな問いについて考えてみました。
「人を動かす」ことは可能なのか?
「会社のプロジェクトで、本来ならプロジェクトメンバーであるはずの関係者なのに、協力してくれない方々がいるんです……。」
先日、友人とそんな話をしていました。
これは組織で働いているとよくあることですよね。
会社として取り組むことになっている。
しかも、会社の将来のために必要なことなんです。
実行する理由はそろっています。
だからといって、ほかのスタッフの方が協力的かと言われると、必ずしもそうではない。
そんな状態です。
困りますよね……。
私自身、リーダーと関係者、両方の立場を経験しています。
まず、私が関係者の立場から。
これはもう、シンプルに言うと「面倒くさい」という気持ちが大きいです。
確かに、プロジェクトの有効性はわかるんです。
頭では。
ただ、日常業務がたくさんあって、未来のための会議に参加するよりも目の前のタスクを1つでも完了させたい。
そんな気持ちになります。
それだと、前のめりで参加する感情になれないんですね。
一方、私がリーダーの立場になるとどうか。
こちらの立場にたつと「えっ!?やるって言ってたよね?」という感じです。
あんなに「やったります!」と言ってたよね、と。
「あれは嘘だったんですか・・・?」と聞きたくなるくらいです。
ゴールに進みたいから、プロジェクトに参加したはず。
むしろ、「こういうプロジェクトに参加しないと、日常に流されちゃうので!」と言ってたはず。
それなのに、行動が進んでいないときに状況を尋ねると「いやあ、、、実はかくかくしかじかで……。」と言われてしまうんです。
立場によって、意見が真逆になってしまうという……。
こうして両方の立場から考えてみても、「人に気持ちよく動いてもらう」とは、何とも難易度が高いことですね。(^_^;)
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私たちができるのは他者に影響することだけ
私が考えたのは、こうです。
まず、
・「人に気持ちよく動いてもらう」という幻想を手放す
です。
もちろん、不可能ではありません。
ただ、やはり
・他者を変えることはできない
と考えています。
自分の言動でほかの人が動くというよりは、「自分をより良く変えたい」という人がいるのです。
その方々が、自分から変化を取りにきているだけです。
ですから、セミナーやコーチングセッションで相手の方に行動していただいたとしても、「私が相手を動かした」とは捉えてないんですね。
その意味で、私が考えているのは、
・他者に影響することしかできない
ということです。
自分から動いて、他者に影響することはできます。
相手からどんなリアクションが返ってくるのかはわかりません。
結果は手放すしかないんです。
告白と一緒ですね。
相手が自分に好意を抱いてくれているかどうかは、わかりません。
ですから、アプローチするまで本当のことは判明しないわけです。
ただ、自分が告白することは自分の意志と行動でできます。
これが、私が考える
・「人に気持ちよく動いてもらう」という幻想を手放す
・他者を変えることはできない
・他者に影響することしかできない
という意味です。
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「動かない人」への対処法は質問すること
では、私たちはどんな風に影響していけばいいのでしょうか。
このブログの限られた小さなスペースで言えることをしぼると、処方箋は
・質問すること
です。
こちらから相手に質問して、相手が答えてくれると
・当事者になりやすい
からです。
私には、
・私が関係者として機能したとき
・私がリーダーとしてうまくいったとき
について、それぞれの体験があります。
関係者(=伊藤)として
まず、関係者として。
私が会社を離れたプロジェクトで「当事者」になったのは「習慣化の学校」のサポートスタッフになったときです。
習慣化コンサルタントの古川武士さんから「伊藤さんは、どんなサポートをしたいですか?」と聞かれたんですね。
まさに質問です。
私は「受講生の方がなりたい自分になるために、やりたいことを追いかける。そんな場をつくりたいです」と答えました。
この瞬間から、私の意識は「習慣化の学校」プロジェクトの一員になったのです。
自分から言ってますものね(笑)。
リーダー(=伊藤)として
次に、自分がリーダー(的な存在)となるのは「良習慣塾」。
私が主催・運営しているオンラインコミュニティーです。
第1期のときは、「俺が俺が」という感じでした……。
受講生の方をなんとかより良く変えていきたい。
そう思いすぎて、空回りしていました。
第2期がスタートする前に、第1期のメンバーの方々に聞いたんですね。
「良習慣塾で成し遂げたかったことは何ですか?」と。
すると、アイデアを言ってくれました。
そのアイデアを取り入れたおかげで、みなさんが第2期も再受講してくれました(感謝しかありません)。
人間は「言行一致」をしたい生き物
さて、ここで起きているのは、
・人間は「言行一致」をしたい生き物
ということです(基本的には)。
要するに「自分が言ったことは、できるだけ実行したい」と思っているんです。
ですから、質問に答えていくうちに、「行動しよう」という思いが内面につくられていくわけですね。
コーチングセッションには、まさにこの機能が入っているんです。
その機能を活用してみましょう。
あなたが影響したい方に、その方が動きたくなるような質問を考えるのです。
たとえば、
「もし、○○さんがこのプロジェクトにご協力いただけるとしたら、どの部分ですか?」
とか、
「プロジェクトに関して気になっている点はどんなところですか?」
というように。
すると「自分ごと」になるんですね。
それが「当事者」になるベビーステップです。
もちろん、簡単ではないかもしれません。
ただ、今と同じアプローチを続けるのなら、質問のアプローチにもトライしてみてはいかがでしょうか。
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■編集後記
昨日は、朝6時30分の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
7時から「ガッチリ集中TIME」のファシリテーション。
夜はオンラインセミナーを受講しました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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