・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
この主張についてちょっと疑問があります。
私の考えを記事に書いてみました。
「1つのことに打ち込めない」のは欠点なのか?
1つのことに徹底的に打ち込むスペシャリストは一流。
複数のことに手を出して分散しているゼネラリストは二流。
そんな言葉を聞くと、私はドキッとしてしまいます。
「1つのことに打ち込めない」
そのことを欠点だと思っていたからです。
なぜなら、1つのことに打ち込めない人は、
・気分屋
・まなけもの
・集中できない
というニュアンスを感じるからです。
実際、私にはその傾向があります。
日本語だと「器用貧乏」という言葉があります。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざもありますね。
海外でも似たような言い回しがあります。
これらは「ゼネラリスト=どれも中途半端な二流」をチラつかせてくるんです。
でも、
・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
という言い分は、本当なのでしょうか。
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「1万時間の法則」が比較していること
たしかに、数字で考えると主張は通ります。
よく言われる「1万時間の法則」。
一流は1つのことに1万時間を投下しているので、一流になっているという法則です。
たとえば、2人に1万時間が与えられたとします。
Aさんは1つの仕事に1万時間を投下。
一方のBさんは5つの仕事に2000時間を投下したとします。
こうしてみると、BさんのスキルがAさんより低いと言われるかもしれません。
おそらく、その主張は正しいでしょう。
ある程度までは、「質より量」の領域がありますので。
ただ、ここで考えたいのは、
・比較しているのは、あくまでスキル面だけ
ということです。
要は、
・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
という理論でいくと、
・「時間数」だけがすべて
ということになるんですよね。
そうなると、仕事でいえば、
・30年のベテラン営業マンのほうが、入社5年目の営業マンより優れている
ということとなります。
成果として、
・ベテラン営業マンは、必ず5年目の営業マンより売上を計上する
ことにならないとおかしいわけです。
それは本当でしょうか?
もっとわかりやすく言いましょう。
たとえば、スポーツ選手なら、
・15年目のベテラン選手のほうが、確実に3年めの選手より優れている
ということとなります。
すると、大会があったら、
・スポーツの経験年数が多い選手から順番に、1位、2位、3位・・・になる
ということになってしまいます。
いやいや、そんなことはあり得ませんよね。(笑)
むしろ、営業マンにしてもスポーツ選手にしても、ベテランになるとモチベーションを失っている人が多いかもしれません。
それよりも、フレッシュでモチベーションが高い若手のほうが、良い成績を残すことだってよくあるわけです。
そうなると、
・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
理論は崩れていくのではないでしょうか。
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複数のスキルの組み合わせ=あなたの専門性
もちろん、
・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
と考えられたら、ラクかもしれません。
ただ、ものごとはそんなに単純じゃないんですよね。
では、どう考えたらいいのでしょうか。
前提をあらためて考えてみると、
Q:そもそも、二流はだめで、一流しか存在してはいけないのでしょうか?
Q:そもそも、スペシャリストとゼネラリストはどちらか1つしか存在してはいけないのでしょうか?
ということになりますね。
たとえば、あなたが仕事のプロジェクトに参加したとします。
そのとき、専門家ばかりなら、チーム内の役割がわかりやすいかもしれません。
ただ、ご存じのように、専門家ばかり集めたら成功するかと言われると、そんなことはありませんよね。
むしろ、専門家同士の意見が割れてしまい、プロジェクトが頓挫することだってあります。
それよりも、専門家をまとめるために、それぞれの分野に広く浅く知識を持っているゼネラリストがいたほうが、チームとしてまとまりが出ることがあります。
結果として、ゼネラリストの存在のおかげで、チームのバランスがとれることがあるわけです。
スポーツでも同じです。
野球で、全員ホームランバッターを集めたからといって勝てるわけでは無いんです。
「打つ」しか作戦が無いからです。
それよりも、バッティングがそれなりであっても、バントが上手だったり、俊足だったりした選手がいるほうが、攻撃にバリエーションが生まれます。
そのほうが、チームとして総合力が高まります。
相手としては嫌なんですよね。
実際、年間を通じて優勝するチームは、やはりバランス型です。
つまり、
・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
は、ものごとをあまりにも単純化しすぎていると考えています。
先述の例から考えれば、
・スペシャリストとゼネラリストはどちらにも価値がある
ということなんです。
単に、スキルを求められる状況が違うだけなんですね。
もし、あなたが、
・1つに打ち込むスペシャリストは一流
・2つ以上に取り組むゼネラリストは二流
という主張を信じて、「1つのことに打ち込めないからだめだ」と思っているなら、そんなことは無いんです。
むしろ、ゼネラリストのあなただからできることがあります。
その能力が必要とされる環境があるんです。
いくつかのスキルを組み合わせた、1人の人間として存在できること。
それが、あなただけの専門分野です。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。
引き続き「習慣化オンラインサロン」にて、
・7時からウィークリーレビューとウィークリープランニングのファシリテーション
・8時から
・9時からブログ部の部会
に参加。
午後はオフ。
カフェでブログや読書。
帰宅して、家族で録画やテレビを楽しみました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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