書く習慣

「思う」と「考える」の違いとは?

投稿日:


「思う」と「考える」。
一見すると、似たような言葉に思えます。
実際、英語だとどちらも「think」です。

「思う」と「考える」に違いがあるとすればどんなところか。
私のメッセージを記事にしてみました。




 

文章にしないと自分を理解できない

私が高校生時代の話。

村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』を読んでいたときに、印象的な文章に出会いました。

どんな文章かというと、

“僕は何ごとによらず文章にして書いてみないことには物事をうまく理解できないというタイプの人間なのだ。 ”

です。

当時から30年が経過した現在でも、たまに思い出す言葉です。
それくらいインパクトがあったんだと思います。

当時の私は、日記もブログも書いていません。
日常的に、文章を書いていなかったのです。
ですから「ふむふむ、なるほど、そういう人もいるんだな」と感じた記憶があります。

「村上春樹さんほどの一流の作家であっても、言葉にしないと自分のことがわからないものなんだなぁ」と。
なんか上から目線みたいですが。(笑)

なぜ、そう思ったのか。
私は「自分が考えていることくらい、自分はわかっている」と思っていたのです。

今から考えると、超絶恥ずかしいです……。
なぜなら、今ではまったく正反対意見なので。

むしろ「言葉として書き出さなければ、自分が考えていることはわかりようがない」という考えです。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





考えるために書く人は少数派

なぜ、その変化が起きたのか。
私が「考えながら、書きながら、本音に気づく」という体験をくり返してきたからです。

具体的には、
・ブログを考えながら書く
・10年日記を考えながら書く
・日々のふり返りと計画を考えながら書く
複業メルマガを考えながら書く
・セミナーのスライドを考えながら書く
といったことです。

15年前には、まったくなかった習慣たち。
現在は、日々の中で、かなりの時間を「考えながら書く」に投下しているんですよね。

書くと、気づきます。
自分のダメなところも、良い面も。
学んだことがあいまいなことも、ちゃんと記憶していたことも。
何を感じて、何を感じていないのかも。
頭の中にまったくないことは、出てこないものですから。

私たちは、常に何かを考えています。
考えていない人はいないのです。

では、日々、書きながら考えている人はどうでしょうか。
少数派のはずです。

「セミナーを申し込んでおかなくちゃ」とか、「明日の朝食用のパンを忘れないように」と、Todoリストやメモを書く人はたくさんいます。
それは考えるのではなく、記録しているだけですね。

記録を書く人はたくさんいても、考えるために書く人は少ないのです。

 

■スポンサーリンク




「思う」と「考える」の違い

考えるために書く。
この習慣を手に入れると、何が変わるのか。
自分の理解が進むのです。

書けば書くほど、今の自分がわかります。
同時に、書けば書くほど、今まで自分は自分のことを知らなかったのだということもわかります。

その意味で、私は
「書く=自分を知る」
行為だと考えています。

自己診断ツールを使うより、日々書き続けたほうが、よほどリアルな自分がわかります。
なぜなら、私たちは
「考えていること=私たち自身」
だからですね。

頭の中のことをそのまま紙に書き出したら、それはもうダイレクトなあなたの思考です。
混ぜものがない。
ピュア。

これは、頭の中にあるだけだとわかりづらいです。
「考える」というと頭の中で行われていることだと思う人も多いです。
実際には、考えられていません。
「思っている」だけです。

「考える」とは、もっと労力がかかる行為です。
ものごとをシンプルにしたり、整理したりするために考えるのですから。

この感覚を、高校生の私はまったくわかっていませんでした。
「思っている=考える」だと勘違いしていたんですね……。
ですから、村上春樹さんの文章の真意がわからなかったわけです。

あなたは、普段「考えている」でしょうか。
それとも「思っている」でしょうか。

これから、あなたが何かを判断したり、選択肢を並べたり、決断するとき。
頭の中でぼんやり「思う」のではなく、紙の上に書き出して考えましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。

夜はスタバで「良習慣塾」セミナー準備など。
来週水曜日に発行される「習慣化コミュニティー」スタッフメルマガも前倒しで執筆。
前倒し習慣、続いています。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-書く習慣

執筆者:

関連記事

1日15分でストレスを軽減する方法。重要タスクと目標を紙に書き出す

1日に15分、時間をとって自分の重要タスクや目標をノートに書き出しましょう。 その習慣があなたのストレスを軽減し、年収アップにもつながる可能性があります。   1日15分でストレスを軽減する …

自分の意見を持っている人になるための3つの習慣

「自分の意見」を持つためにはどうすればいいのでしょうか。 私なりに考えて実践していることをまとめてみました。   セミナーでスライドを最初に配布しない理由 セミナーを受講したり、本をたくさん …

想像以上に面白い!ぼくが5年日記をお勧めする理由。

  こんにちは、伊藤です。 「書く習慣」というのは、本当に大切ですね。 先日のエントリーで、ブログで自分をオープンにする大切さを書きましたが、日記も違った意味で面白いものです。   …

来年の目標設定がうまくいかないときの対処法

「来年の目標設定ができない」というお悩みを持っている方はいるでしょうか? そのような方は、ぜひ本記事をご参考いただければうれしいです。   「目標を明確にできない」というお悩み 「来年の目標 …

ブログ習慣2500日・2500記事のポイントは「いつもそのことを考えている状態」

おかげさまで本記事で、2500日かけてブログを2500記事書くことができました(いつもご愛読いただきありがとうございます!)。 2500記事を書くことができた理由を考えてみました。   25 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。