1,000ページを超えるような長編小説を読むとなると、ちょっとひるんでしまいますよね。
時間が十分にないときはなおさらです。
それでも、ちょっとコツを組み合わせることで、タスクは前進するのです。
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村上春樹さんの1,056ページの小説を読了
今年の2月に購入した村上春樹さんの新刊「騎士団長殺し」。
昨日、ようやく読了しました。
今回の新刊のボリュームは、
・騎士団長殺し:第1部 顕れるイデア編 512ページ
・騎士団長殺し:第2部 遷ろうメタファー編 544ページ
ということで、合計で1,056ページ。
かなりのボリュームです。
高校生時代から村上春樹さんの小説を読み続けている私としては、新刊発売のニュースは待ち望んでいた幸運。
村上春樹さんと同時代に生き、村上春樹さんの小説を新刊で読むことができるのは、本当に幸運だと思うからです。
以前、親世代がリアルタイムでビートルズの武道館コンサートや三島由紀夫さんの小説をリアルタイムで読んでいたと聞いたとき、うらやましさを感じました。
でも、私の世代には村上春樹さんがいることがうれしいのですよね。
(ミスチルも・笑)
「やりたいこと」なのにタスクが進まないジレンマ
さて、新刊はすぐに購入したものの、当時は、
・「習慣化の学校」のプロジェクトが落ち着いていない
・ブログもなんとか更新しているけれども時間が足りない
・発行するする詐欺になっていたじ「複業メルマガ」が未発行
・新しいコンテンツのセミナーの準備が遅々として進まない
・息子の受験が終わっていない
・はなもものフルマラソンを控えている
という感じでした。
ちょっと落ち着きそうになったら、
・NISSAN CUPのトライアスロンがある
・柴又100kmウルトラマラソンがある
・「やりたいことリスト100」をつくる第1回目のセミナーを開催する
・もちろん、ご支援している継続のコーチングクライアントさんが10名を超えてきた
などがあり、なかなか「ゆっくり小説でも読もう」というモードになかなかなれなかったのですね。
第1部こそ、けっこう早めに手をつけたものの、なかなか先に進まなかったのです。
小説が面白くなかったというわけではないのに・・・不思議です。
でも、今回、無事に読み切ることができました。
もちろん、楽しく。(^_^)
長編小説を読み進めるための3つのポイント
では、一度未完了になっていたものを、どのように再開させ、どのように読了したのか。
時間をつくり、長時間のタスクを進めていくコツとして、以下のようなことをやりました。
1:宣言してはじめてしまう
今年の「やりたいこリスト100」に入れて、さらに「大量行動実践会」で宣言しました。
「何ごとも、はじめてしまえば半分終わったのも同じ」と言われます。
とりあえず、脳をだましながらはじめてみること。
あとは時間が解決してくれます。
仕事も同じですよね。
気乗りしない仕事を先のばしにしたところで、仕事が消えてなくなることはありません。
将来やるタスクなら、とにかく着手して「仕掛り」にしてしまうことです。
2:あえて途中でやめておく
章立てに分かれている小説を、あえて盛り上がってきたところでやめておくという方法を試しました。
長編小説ほど、面白くなってきたところで「もっと読みたい」という気持が出てくるものですよね。
しかし、1日は区切りがあります。
タイムリミットを決めておいて、一区切りをする。
そうなると、自然と続きが気になるのですよね。
これが、区切りがいいところで休んでしまうと、なかなか続きを読もうというモチベーションがわかないのです。
だからこそ、「続きが気になる」というモチベーションを刺激にするという方法は、集中力を高めるコツになるのです。
3:常に目につく場所に本を置いておく
私の場合、必ず座る食卓に小説を置くことにしました。
持ち歩ければ良かったのですが、1冊500ページもあるので重かったのですよね。(^_^;)
ですから、そのようにして、食事の前後や、子どもたちがテレビを観ている間に少しずつ読んでいました。
まとまった時間がとれなくても、短時間で集中してタスクをこつこつと進めたのですね。
以前の記事に書いたように、元帥のように時間の使い方が上手な人は「すきま時間」の使い方が違うのです。
つまり、「すきま時間」という概念がそもそもなくなるのですよね。
一方で、時間の使い方がうまくない人ほど「時間がない」と言ってはあくせくしているように見えます。
目標を持ってこのような時間を意識して活用するだけで、タスクは思った以上にはかどるのです。
おまけ:私の「騎士団長殺し」の感想
当ブログとの目的とは離れるのでおまけとして、私の感想をひと言。
(ネタバレしないように書きますね。)
それにしても「騎士団長殺し」を読んだ人たちのレビュー、いつもながらに賛否両論です。
これは、村上春樹さんの新刊がでるたびに、
・村上春樹は終わった
・村上春樹はマンネリだ
・ファンだったけれど、もう次の新刊は買わない
という感想を目にするので、もう驚きません。
というより、もう20年以上、新刊が出るたび毎回言われているのですよね。(笑)
それでも人気が落ちないのは、離れるファンと同じくらい、新しいファンも増えているのでしょうね。
実際、エンタテインメントは、好き嫌いがはっきり分かれるくらいの作品のほうがインパクトがあって好きです。
たた、それを考慮しても、今回は批評の割合が多いように思います。
・・・話を戻しますと、大学生時代から村上春樹さんの作品を、全集やエッセイも含めてほぼすべて読み込んだ私としては、、、「やはり超一流の小説家だなあ」と感嘆せざるを得ない作品でした。
特に、私が心理学について学んできたことが大きく影響しているとは思いますが、物語にこめられた心理的な癒しと、個人ではどうしようもない悩みへの無力さ。
でも、その中にも救いと希望を感じられる、村上春樹さんの中では新しい感覚の結末だったように感じました。
まさに、サブタイトルにこめられた「イデア」と「メタファー」が、キーワードになっているのだろうと思っています。
というのは、もちろん、私個人の感想で、これもひとりよがりなのですけれども。
もし、当ブログの読者の方で「騎士団長殺し」を読んだことがある方は、読後感想会でもやりましょう。(^_^)
つい熱くなってしまい、まったくひと言では終わらなかったですね。(笑)
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■編集後記
昨日は朝から継続クライアントさんとのコーチングセッション。
将来に向けた布石について戦略を練るセッション内容でした。
その後、今日の記事に書いたように、村上春樹さんの「騎士団長殺し」をようやく読了。
「やりたいことリスト」にも、「大量行動実践会」のリストにも入っていたので、効率が良かったですね。(笑)
夜は、明日の「夢舞マラソン」の準備をして眠りにつきました。
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