学ぶ習慣 気づきの習慣

学んだことが本当に自分のものになる瞬間とは?

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学んだことが本当に自分のものになる瞬間があるとしたら、どんなタイミングでしょうか。

それは「的確な問いを、適切に置き換えられたとき」です。




 

なぜ、同じ課題本で3回も読書会をするのか?

昨日は早朝7時30分から「早起き完全マスタープログラム」のセミナーを開催。

テーマは読書会。

第2期では3回目です。

本『「早起き」の技術』を課題にして読書会をすることも3回目になるわけです。

より深くつっこんでいきたいところ。

では、読書会のファシリテーターとして、受講生のみなさんにより深く気づきを進めていくためには何が必要なのか。

それは、

・いかに自分ごとに置き換えていただけるか?

を考えることです。

ですから、中心に扱ったのは、

・自分のリアルな課題を設定して、本の内容をいかに自分ごとに置き換えるか?

という意識で読書に取りくんでいただきました。

 


 

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学びが本当に自分のものになるときはいつ?

学びが本当に自分のものになる瞬間があります。

それはいつなのか。

あなたはおわかりでしょうか。

パッと考えると、

・新しいことを知ったとき

・新しい情報を手に入れたとき

・新しい知識を得たとき

というイメージがあるかもしれません。

ただ、それはちょっと違うのです。

なぜか。

もし、新しいことを知るだけで学びが定着するのであれば「インプットメタボ」なんて言葉は生まれませんよね。

それに、新しい情報やトレンドを追いかけている人が「学びが進んでいる人」になってしまいます。

でも、そんな現象は起きていませんよね?

では、いつなのか。

それは、

・置き換えがうまくいったとき

なのです。

それが「的確な問いを、適切に置き換えられたとき」です。

すでに知っている知識や情報がある。

それが「自分ごとに置き換わったとき」に、自分のものになるのです。

たとえば、

「あの本に書いてあったのはこういうことか!」

「あの人のアドバイスってつまりはこういうことを言っていたのか!」

という気づきや発見をするときがありますよね。

早起き習慣化のときに「早起きするために、寝る時間にフォーカスを当てるというのはこういうことか!」と私が学んだときのように。

そのようなインパクトがあったときに、学びを体得するわけです。

たとえば、私たちが英和辞典をひくときがありますよね?

英語を日本語に置き換えたときに、意味を理解したと思うのです。

たとえば、

・「book」という英単語は、日本語だと「本」という意味なのか!

という置き換えに成功したときに理解ができますよね。

それが、

・人は置き換えることで理解する

というプロセスなのです。

 

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適切な置き換えを意図的に起こすことはできるのか?

先述のとおり、効果的な置き換えができれば学びが促進します。

では、置き換えを意図的に起こすことはできるのでしょうか。

できます。

それは、

・適切な「問い」を立てること

です。

たとえば、有名な「カラーバス効果」というものがあります。

「部屋の中にある赤いものを探してください」というと、今まで気づかなかった赤いものにフォーカスできるように。

あれも「問い」の一種です。

RAS機能ともいいます。

RAS(ラス)機能を目標達成に活用する方法。あなたはどれくらい目標を「明確な言葉」にしていますか? | 【良習慣の力!】ブログ

脳内にアンテナを立てる感覚ですね。

問いを立てるからこそ、情報をキャッチできます。

そのキャッチした情報を置き換えることで、生きたアウトプットにつながるわけです。

卓越した人たちは常に自分の人生やビジネスを前に進めるための「問い」を立てています。

一方で停滞する人は、問いを立てていないか、問いを立てていてもあいまいだったりします。

ですから、適切な情報をキャッチできないのです。

その意味で、私たちが立てている問いの質が、答えの質を決め、私たちの成果を決めるのです。

なぜか。

少し考えてみましょう。

たとえば、あなたが天ぷら職人だとします。

近隣にはライバル店舗があって競合だとします。

あなたは「どうすればライバル店よりおいしい天ぷらをつくれるか?」という問いを立てたとします。

すると、比較する対象はライバル店舗になりますよね。

この問いだと、ライバル店舗と50歩100歩の競走になってしまうかもしれません。

すると、あなたがとる対抗策も、ライバル店舗が基準になってしまいます。

では、ここで問いを変えるとどうなるか。

たとえば「どうすれば日本一おいしい天ぷらをつくれるか?」という問いに変えてみるわけです。

この瞬間、天ぷらづくりへの工夫や試行錯誤が膨大になるでしょう。

ライバル店舗は視界から消えます。

そうなると、

・天ぷらを揚げる温度は天候に合わせて変える

・季節に合わせて食材の水分を考えて揚げる時間を変える

・お客さまのひと口目を見て、利き腕がどちらかを観察して天ぷらの配置を変える

など、ありとあらゆる工夫をするようになるはずです。

このように、同じ「おいしい天ぷら」が対象であっても、問いがかわるだけで改善点がどんどん出てくるわけです。

大事なのは、問いが日本一のレベルに時点でライバル店舗とは基準が変わっているということ。

問いの質が高いほうが、お店の売上も当然よくなってくるでしょう。

そのような問いを立てて、あるとき天ぷらの揚げ方でとんでもない置き換えができるようになったとき、ブレイクスルーが起きるわけです。

「的確な問いを、適切に置き換えられたとき」に。

さて、あなたが普段頭の中で立てている問いはどんなものでしょうか。

もし、停滞がずっと続いているとしたら、それは問いのレベルを変えてみるタイミングかもしれません。

問いを変えることで、適切な置き換えを起こしていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は朝7時30分から「早起き完全マスタープログラム」を開催(私のトラブルがあって開始が5分ほど遅れてしまったのですが・・・)。

10時まで走り抜けました、またもや休憩なしで。(^_^;)

そのあとはオフ。

家族でゆっくりと。

夜はドラマ「ネメシス」最終話もチェックできました。(^^)


 


 

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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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