行動の習慣

新しい習慣化をスタートする際に取り入れて欲しい「自分を子どもに見立てる」視点。

投稿日:


新しい習慣をうまく定着させるためには、いろいろなコツがあります。

そのうちの大事なポイントの1つは、「新しい習慣化にトライする自分を子どものように見立てる」ということです。

 

スポンサーリンク


 

いきなり高い目標を掲げると習慣化に失敗する

新しい活動を習慣化する際に失敗することとして、私自身をふり返って反省するのは、「つい高い目標を目指してしまう」ということです。。。

実は、(私に限らず、、、)なかなか物事をスタートできない人には、

・目指す目標が高い
・いきなり理想を目指してしまう
・「これならできる!」というタイミングを待ってしまう

という共通点があるものです。

これは、要は「自分で自分のハードルを上げてしまっている」ということなのですよね。

私も自分のメルマガをスタートさせようとしているのですが、見事にこの罠にはまって「やるやる詐欺」になっています。。。

 

いきなりハードルを上げすぎた私の失敗

さらに以前の私の失敗例です。

私が英語学習をスタートしようとした際に、良くないくせが出てしまいました。

なんと、TOEIC900点や990点満点を目指そうとしたのです。
(今から考えると、なんと恥ずかしいことかと思っています・・・)

すると何が起きたかというと、英語学習に対するハードルがぐっと高くなり、英語学習をスタートすることをためらうようになってしまったのです。

結果として、英語よりも先に世界遺産検定や簿記検定を目指してしまい、英語の学習をはじめるまでにだいぶ時間がかかることとなりました。

また、いざ英語学習をスタートしたものの、自分でハードルをあげすぎててしまっていたので、目標とのギャップに苦しむことになります。

英語を学ぶたびに苦しむことになれば、学習が面白くなるはずがありません。。。

すると、やる気はあるものの、学習に手がつかない状態となりました。

結果として、目標には遠く及ばなかったものの、TOEICに向けて学習したという結果として最低限といわれる800点を超えたところで、英語学習自体をやめてしまいました。

このように、「いきなりハードルを上げてしまう」というのは、心理学的には「自分を過大評価している」ということなのです。

そう、「自分はやればできる。まだ本気出していないだけなんです!」・・・と、私も含めて(私だけではないはずですよね・笑)、信じていたいのですね。

ただ、そのように考えていると、私のようにハードルを上げすぎてしまいます。

そのようにして、物事をスタートすることができなくなってしまうのです。

たとえば、私はブログを師匠から教えていただいて、今ではほかの人にすすめるようになっています。

では、誰でもすぐにブログが更新できるようになるのかといえば、そこまでかんたんではないことも理解しています。

普段、文章を書いたことがない人が、「毎日ブログを更新します!」と思っても難しいでしょう。

私のTOEICは、ブログを書いたこともないのに、いきなり「月間10万PVを目指します!」と宣言していたようなものです。

 

習慣化開始の時期は自分を子どものように扱おう

では、新しい習慣をスタートするタイミングでは、どのように考えていけば良いのでしょうか?

おすすめは、習慣化をはじめる前後のタイミングでは、自分のことを「習慣化に取りくみはじめた子ども」としてとらえることです。

お子さんを持つ方であればご理解いただけると思いますが、親であれば、子どもにいきなり難しいことをやらせませんよね。

たとえば、親子マラソンを走るとした場合、将来的にはフルマラソンを一緒に走りたいと思ったとしても、まずはウォーキングや1km〜2kmのジョギングからはじめるはずです。

また、失敗への許容範囲も広いでしょうし、失敗しないように徐々にステップアップをしていくでしょう。

そのように徐々に進んでいけば、失敗への異常な恐怖はおこりません。

「ちょっとがんばればクリアできる」レベルを設定するはずです。

ですから、スタートしやすくなるのですね。

ブログで言えば、いきなり1記事を書くのはハードルが高ければ3分の1ずつ書いてみたり、短文が許されてリスクの少ないFacebookやTwitterでトレーニングしてみれば良いのです。

ということでまとめると、習慣化をはじめる前後では、いきなり自分を過大評価してしまうのはやめましょう。

いきなりハードルがあがり、なかなかスタートできません。

それよりも、自分を「小さな子ども」に見立てて、失敗への許容を広げつつ、小さくアクションをはじめてみることがおすすめなのです。

 

私も、TOEICをいきなり900点以上目指さなければ、もう少し楽しく英語を学べたかもしれないと思うことがあります。。。(^_^;)

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、コーチングセッションがリスケになりました。

翌日には、息子の卒業式が控えていて会社を休むことにしていたので、休み前の仕事に集中。

それでも、帰りの電車の中で「習慣化の学校」メルマガの仕込みなどが進み、充実した1日でした。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-行動の習慣

執筆者:

関連記事

習慣が続かない原因は「性格」のせいではなく「行動」のせいです

「自分の性格のせいで、習慣がまた続かなかった……。」と落ち込んでいる人はいるでしょうか。 習慣が続かないのは、あなたの性格やタイプのような内側の責任ではありません。 環境や行動という外側の責任です。 …

あなたは「イレギュラーに負ける人」か「イレギュラーをバネにする人」か?

1週間のスケジュールを最適化するための実験を繰り返していましたが、定着までに3ヶ月くらいかかってしまいました。 まだまだ改善の余地はありますが、落ち着いてきたポイントは、「イレギュラーにどう立ち向かう …

行動しすぎて迷うことはない。自分が成長しているかどうか判断する基準とは?

「自分が成長しているかどうか、判断するポイントはありますか?」 先日、コーチングセッションで尋ねられた質問です。 私は「この1週間をふり返って、間違いがなかったら成長していないということです」とお答え …

行動計画表が「自分の意図」をつくる

シンプルに「主体性」を発揮できる方法があります。 行動計画表をつくることです。   レース当日の行動計画表をつくる トライアスロンのレースに向けて、当日までに取り組んでいることがあります。 …

習慣化のやる気が出ないときは、どう考え、どう乗り切るべきか?

続けている習慣でどうしてもモチベーションがわかないとき、あなたはどうしますか? 私のおすすめは、「最善をつくせばOK」「プロセスに集中する」という方針です。   スポンサーリンク &nbsp …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。