良習慣の習慣

誘われるがままのパターンを脱出するトレーニング。「期間限定」で人づき合いを悪くしてみる。

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飲み会やイベントに声をかけられると、うれしさを感じる瞬間がありませんか?

でも、誘われるがままのパターンばかりだと危険かもしれません。

そこを抜け出すために、「試しに」人づき合いを悪くする実験もいいものです。

 

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「つき合いがいい人」と言われたら?

「あの人はつき合いがいい」

こう言われたたら、あなたはどう思うでしょうか?

10代や20代の頃なら、ほめ言葉かもしれませんし、うれしいかもしれませんね。

特に、予定がぽっかりと空いた1週間に、

・飲み会
・イベント
・勉強会

などの誘いがきたら、「ちょうど良かった!」と参加する人も多いでしょう。

まったく誘われないというのもさみしいものですしね。

逆の立場として、自分で声をかけることもありますから、私たちはたいてい「誘われた」ということを肯定的に捉えがちです。

そのようにして、Googleカレンダーがうまっていくと「充実しているなあ」という風に感じますよね。

 

誘われるがままのパターンに陥らない

飲み会に誘われれば、スケジュールには「飲み会」という約束がはいります。

これは一見楽しく、充実しているように見えます。

ただ、ある程度の年齢になっても誘いを断りきれずに、誘われるがままのパターンを続けている人ほど、自分の時間のコントロール権を失っているとも言えるのです。

もちろん、人間関係を円滑にするつき合いは、豊かな人生に欠かすことのできないものです。

私も好んで参加することは多いです。

しかし、ただ誘われるままに行くのではなく、自分の意志で能動的に参加することが大事です。

誘われるままのパターンを続けてきた人の多くは、共通の悩みを持っています。

それは、「断るのが上手ではない」ということです。

学生同士の仲良しグループならそれでもいいのかもしれません。

でも、いい大人になれば、「主体性がない」ということにつながってしまうのです。

私自身が、まさにそのタイプだったので(今でもか・・・)、とてもよくわかるのですね。(笑)

それでも、一念発起して、誘われるがままのパターンを抜け出そうとしました。

そして、以前よりもだいぶ悪いパターンから抜け出していると思っています。

では、

・誘われるとことわれない
・相手に悪いと思ってしまう
・周囲の雰囲気をこわしてしまうのが怖い

といった感情をなだめて、抜け出していくためには何からスタートすればいいのでしょうか。

 

期間限定でつき合いが悪くなってみる

私が試していただきたいのは、「期間限定でつき合いが悪くなる人になる」というテストです。

このテストは、一生やらなくていいですし、1年間もやりません。

私の感覚だと、「1ヶ月」です。

といっても、急に飲み会に行かなくなると「あいつ、なんかあったのか?」と、周囲を驚かせてしまうでしょうから、徐々に周囲に伝わる感じが理想的でしょう。

ポイントは、最初に誘われたときです。

たとえば、今の私なら、「じつは、健康診断の結果が良くなくて、1ヶ月はお酒を控えているんです。」と言えますね。(笑)

また、

・子どもの受験があるから
・一時的に親が泊まりにきているから
・家族で生活リズムを整えるトレーニングをしているから

といったことを理由にすれば、相手も理解してくれるでしょう。

過去に、私がおこなったのは、

・退社後に英語スクールに通っているので
・セミナーに行くので
・資格試験が近いので

といった感じで、会社の中で「なんだかよくわからないけど、伊藤はいろいろやっているみたいだ」という雰囲気づくりからはじめました。

その後、徐々に、

・フルマラソンを目指しているらしい
・書評メルマガを書いているらしい
・本を年間100冊以上読んでいるらしい

という感じになりました。

すると、会社の飲み会があっても、「伊藤は予定がありそうだから」という風に、勝手に思ってくれるようになり、声をかけられる回数が激減しました。

今まで飲み会に参加していた時間を使って、私は、自分の未来につながる自己投資をしました。

いろいろな資格を目指したり、本を読んだり、人と会うなどして、自分を高める行動をとってきたのですね。

もちろん、飲み会に誘われなくなったことをさみしく感じたこともありましたし、コミュニケーションが薄まったことは事実です。

でも、今からあの時代に戻ったとしても、やはり同じように誘いをことわる工夫をすると思います。

なせなら、今のほうが幸福を感じるし、充実しているからですね。

家族との時間も増えるし、人生で大切なものを大切にしている感覚を持てます。

そのように、本当に大切なものを優先できるかどうか。

これは、相手に支配されているのは違い、自分で選択するものです。

いずれにしても、最初は「期間限定でのトライ」なので、一時的なことだと相手にも伝わるので角が立つことはありません。

誘われるがままに時間を無駄にすることなく、思いきって「期間限定でのトライ」として、自分の未来につながる時間を確保するようにしていきましょう。

 

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■編集後記

昨日は、会社終わりでコーチングセッション。

3年前の私の状況によく似ているクライアントさんなので、課題に対していちいち共感してしまいます。(笑)

そう考えると、今の私の課題を克服すれば、この経験がまた誰かに貢献できるかもしれないんですよね。

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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