コミュニケーションの習慣

あなたのコミュニケーションの質をグッと高める2つの視点

投稿日:


あなたに「この人とわかり合いたいな」と願う人がいるなら、2つの視点を理解することが役立ちます。

それは、

(1)相手はどんな人?

(2)何を求めている人?

を考えることです。




 

コーチング失敗の理由は「スキルの空振り」

コーチングという対話のコミュニケーションスキルを学んだとき、私は大きな失敗をしてたんですよね。

その失敗とは何か。

それは「傾聴をスキルアップして、良い質問をたくさん覚えれば、優れたコーチになれる」と考えていたことなんです。

もちろん、傾聴や質問は大事なスキル。

優れたコーチになるためには欠かせません。

野球なら、バッティングスキルがなければヒットを打てないのと同じです。

ただ、もっと重要なことがあるんですね。

それが、

「相手のことを知りたいという気持ち」

です。

シンプルですよね。

そうなんです、スキルアップは本質じゃなかったんです。

コミュニケーションは「人と人だから」なんですよね。

わかってしまえば「そういうこと」なんですけれど。

以前の私は相手を見ていなかったのです。

「いかにコーチングスキルを磨くか?」がテーマだったわけですから。

視点がズレまくっています……。

そのため、コーチングビジネスは長い間うまくいきませんでした。

継続コーチングの契約をしても、途中で終わってしまうこともあったんですよね。

「おかしい……。こんなに傾聴スキルを鍛えているのに。それに、一流コーチが使う鋭い質問をたくさん覚えているのに。」と。

悩んでいたんです、真剣に。

いま、こうして書いてみるとわかります。

樹木で言えば、葉を気にして根や幹を見ていなかったからです。

これは「スキルの空振り」ですね。

 


 

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気持ちが先、スキルは後

今は、さすがに少し変化してきました。

とくにコーチングでは、

「クライアントを想う気持ちからすべてが始まる」

という気持ちを大事にしています。

気持ちが先で、スキルは後です。

なぜ、気持ちが大事なのか。

それが、

(1)相手はどんな人?

(2)何を求めている人?

を考えることにつながるからです。

想いがあれば、コーチングスキルを発動させなくても、クライアントは行動を起こしてくれるんです。

先日、それを感じたことがありました。

「良習慣塾」メンバーのBさんの事例です。

Bさんは、最初に個別相談したときは、多くを語らないタイプでした。

「おとなしい方なんだな」というのが最初の印象だったんです。

ですから、以前のコミュニケーションの割合は以前は

・私が8割、Bさんが2割

でした。

しかし、先日のセッションでは、割合が逆転しました。

話す割合は

・Bさんが8割、私が2割

だったんです。

Bさんの話に反応したり、問いかけをしたりするのが私の2割ということです。

サポート期間が長くなると、コミュニケーションのスタイルが変わってきたんですね。

すると、何が起こるのか。

コミュニケーションの結果が変わります。

先日、Bさんは、ご自身でテーマについて話していました。

なかなか骨太の課題です。

私もじっくり聴いていました。

ただ、Bさんは自分で話しながら、自分の気持ちに気づき、自分で解決してしまったんですね。

「あっ、話しているうちに自分の気持に気づきました、すいません。話しすぎましたよね(汗)」

いやいや。

これってコーチとしては、めちゃめちゃ嬉しいことなんですよね。

「ただ聞いてるだけで楽だわー」という意味ではありません。(笑)

Bさんが安心して本音を語れる存在(コーチ)に、私がなれているからです。

すると、自分で気がつき、自分で問題解決できるわけです。

本音を聞いてくれる人がいるから、思いっきり話せる。

こういう人が人生で何人いるか。

大事だと考えています。

数は少なくてもいい。

ただ、いた方がいいです。

この存在は、AIや壁に向かって話しただけでは、同じ効果を得られません。

「話す」という行為は同じであっても。

「この人なら何を言っても大丈夫だ」という安心感があるからこそ、おとなしいと思っていた人が8割しゃべり、本音を吐き出せるわけです。

そして当然のことながら、本音を吐き出さなければ、本質的な問題解決には至りません。

このコミュニケーションスタイルが生まれたとき、私は腹の底から喜びを感じたんです。

たしかに、時間がかかります。

それでも「人間関係は効率できない」は私の持論なんですよね。

 

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コミュニケーションを変える2つの視点

「コーチングスクールを卒業したのに、コーチングビジネスがうまくいかないんです……。」

じつは、そんなコーチが多いです。

その理由の多くは、私と同じです。

スキルを磨くことを意識を向けて、お客さまに意識を向けていません。

つまり、

(1)相手はどんな人?

(2)何を求めている人?

という視点が無いのです。

実際、コーチングのあとに新しいスキルを追いかけていった人たちは、いま何をしているか、残念ながらわかりません。

一方、コーチングよりも、人とのつながりやコミュニケーションの深さを求めていった人たちは、今でもコーチとして活躍しています。

そんな結果があるんです。

もしかしたら、私の周りでたまたま起こっている現象なのかもしれませんが。

ただ、私がコミュニケーションの質がグッと高まったのは、2つの視点を持つことからでした。

きっと、あなたが相手からそんな風に大切に扱われたら、悪い気はしないはずです。

それなら、コミュニケーションの原則の1つは「自分がして欲しいことを、自分から先に相手にする」です。

まずは、私たちから、

(1)相手はどんな人?

(2)何を求めている人?

を考えることから始めましょう。

ビジネス、家族、友人たちに。

「こうかな?」という仮説が出たら、相手が喜んでくれることを先にやってみる。

タイムラグはあるかもしれませんが、あなたにもプラスの未来がやってきます。

 


 

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■編集後記

昨日は、日中に『習慣化オンラインサロン』スタッフの定例ミーティング。

夜は「習慣化三種の神器(R)実践プログラム」エッセンシャルセミナーの準備でした。(^^)


 


 

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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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