コミュニケーションの習慣

専門家に悩みを相談する前に。自分で解決するための「仮想質問」3ステップ。

投稿日:2018/12/04


自分ひとりで解決できない課題は、誰かに相談したくなるものです。

ただ、お支払いするフィーがないときもあると思います。

そのようなとき、「仮想質問をしてみる」というアイデアが有効です。

 

スポンサーリンク


 

私が活用しているセルフコーチングのフォーマット

「ひとり戦略会議」をやっています、と言うと「どのようなスタイルでやっているのですか?」と聞かれることがあります。

私がよく活用しているのはセルフコーチングのフォーマットです。

それは以下のようなものです。

■テーマ設定:やろうと思いつつ、やっていないことや、出来ないことを思い浮かべてみる

(1)自分がやりたいと思っていることは何か?

(2)それが実現した理想的な状態は?

(3)今まで、それに関してやってきたことで、一番上手くいったことは何か?

(4)それを実現したり、解決するためにほかに使えるものは何か?

(5)理想的な状態を10として、逆に全く出来ていない状態を0とした場合、今はいくつの所にいるのか?

(6)何をすると、今の状態から1ポイント前進しますか?

(7)1ポイント前進したとして、その前進したことは、何を見ればわかるのか?

(8)1ポイント前進した時、周囲の人はどんな変化に気づくのか?

(9)この前進は、どうすれば維持できるか?

(10)今、頭の中に浮かんでいることを、やってみよう!

日常で出てくるようなレベルのテーマなら、このフォーマットに沿って答えていくだけで、具体的なアクションや方向性が見えてきます。

 

相談するための状況整理が解決策を生むことがある

ただ、セルフコーチングで解決できる課題ばかりではないのも確かです。

そのようなときには、専門家に相談してみたくなりますよね。

課題発見がテーマならコーチングがありますし、課題解決ならコンサルティングがあります。

ただ、その道の専門家に依頼すれば、当然お金がかかります。

そこで、私が体験したのは、

・専門家にメールで相談する

ということです。

以前、メールコンサルティングに申し込みした後、最初のメールで質問したいことを書きました。

いきなり欲ばって3問くらい書きました。(笑)

そこで興味深かったのは、不思議なことに、書き出しただけでかなりすっきりしたのです。

しかも、書いているうちに答えがわかったこともありました。

これだけで、投資のリターンがとれたように感じました。

異なるテーマで、別の専門家の方に相談しようとメールを書いたことにも同じよな経験をしました。

相談内容をメールでび下書きを終えたときに解決策がわかり、メールを出す必要がなくなってしまったこともありました。

ほかの人に自分の課題や現状を整理すると、自分であいまいだったことが明確になるのですよね。

すると、「ああ、ただ自分の勇気と行動が足りないだけだ」ということに気づくわけです。

 

仮想質問をおこなうための3つのステップ

では、どのような流れで質問を書くといいのでしょうか。

おすすめは、以下の3ステップです。

前提となる「解決したいテーマ」があるはずです。

そのテーマに合わせて、相談するように書いてみましょう。

 

1:現状を書く

課題に対して、自分の現状がどうなっているのか、ということを書き出しましょう。

できるだけ率直に現状を書き出すことがコツです。

ここで現状を飾る必要はなく、自分が考えていること、ためらっていることをそのまま書き出してみることです。

 

2:理想を書く

2つ目は、理想を書きます。

課題をクリアした後、どのような状態になるのか、理想を書きます。

ここもストレートに書き出していきましょう。

・こうなりたい
・このような状態が理想
・こうなって欲しい

といったポイントを書き出しましょう。

 

3:ギャップを埋めるアクションを書く

1と2を書き出すことで、現実と理想のギャップがわかってきているはずです。

そのギャップに対して、自分が考えうる解決策を書き出してみましょう。

ここでのポイントは、考えていることだけではなく、自分が行動できることを書き出すことです。

行動というのは、自分の手・足・口など、自分の体を動かして状況を前に進めることです。

そのほかにも、本、人、インターネット検索など、相談できるリソースを思いつくかもしれません。

思いつく限りを書き出してみるつもりで、取り組んでみることで、私のように「ああ、ただ自分の勇気と行動が足りないだけだ」と思う可能性があると思います。

 

まとめ

ポイントとして、質問の3ステップを書き出す際には、箇条書きで書くことです。

文章にしようとすると、分かりづらくなるものです。

1文を短くして、箇条書きで書き連ねていくことにより、自分でも現状や解決策が明確になる効果があります。

さて、セルフコーチングで解決できず、さらに相談する経済的な余裕がないときは、「仮想質問」の方法を試してみてはいかがでしょうか。

もし、これでも解決できないときは、実際にメールコンサルティングを受けることを検討してみましょう。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、自宅で妻と映画鑑賞。

テロリストたちに巻き込まれて、運命に翻弄される人々を描く戦争ドラマでした。

なかなかしっかりと作られた映画で楽しめました。

まあ、半分は仕事なのですけれども。(^_^;)

――――――――――――――――

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

ひとりで複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-コミュニケーションの習慣

執筆者:

関連記事

変化し続けることが生き残る道。そのために小さなステップを1つずつ上っていく

昨日は、同期の友人コーチと相互セッションでコーチングトレーニングをしました。 セッション終了後、お互いの行動目標を話しながら、友人が「今日決めた行動目標は小さいものかもしれませんけど、結局は小さなステ …

雑談を質の高い「対話」に変える方法。聴く、質問する、そして待つ。

コーチングの練習会で「キラー沈黙」というフレーズをきき、対話の中でも沈黙が有効だということを学びました。 その「沈黙」が、会話を雑談ではなく、生産的な「対話」に変えるためのポイントです。   …

コミュニティーづくりは、ガーデニングのようなものである。

「コミュニティーづくりは、ガーデニングのようなものである。」 最近、そう考えるようになってきました。 その理由を書いてみました。   「コミュニティーづくりは、ガーデニングのようなものである …

なぜ、あなたの話は相手に響かないのか?

先日、友人から「いいこと話していると思うんですが、相手に響いてないように感じるんですよね……。どうしたらいいんでしょうか。」という質問を受けました。 その答えについて、私の考えを記事にしてみます。 & …

プレゼンがうまくいかないときに考えるたった1つのポイント

過去2年、プレゼンで失敗していました。 ただ、今回はうまくいきました。 その違いを考えてみました。   「何が起こるかわからない」緊張感 今日は、出版における大事なプレゼンテーションの日でし …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。