「語彙とは、教養そのものである。」
非常に共感する言葉に出会いました。
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ボキャブラリーの豊富さによって成果が変わる世界が存在する
先日、妻と話をしていたときに、ふと考えついたことがあります。
それが、
「語彙を豊富に持っている人こそ、豊かな人生を歩んでいる」
という仮説です。
それは、営業成績がふるわないセールスパーソンと、成果を残せるセールスの違いを話していたときのことでした。
あくまで私の感覚ですが、
・売れている営業はボキャブラリーが豊富
という一方で、
・なかなか売れない営業はボキャブラリーが貧困
という図式が思い浮かんだのです。
なぜ、そのようなことが思い浮かんだのかといえば、私が、現在語彙力を高めようとしているからです。
それは、成果をあげているコーチと、そうでないコーチとの違いにもあらわれている、という私の仮説に重なったのですね。
言語によるコミュニケーションの重要性
ボキャブラリーの話でいえば、たとえば、私が普段なるべく使わないようにしている言葉に「がんばる」があります。
「がんばる」という言葉は、使い勝手が良いので、ついつい使いがちです。
でも、便利なだけに、あいまいさを残す言葉でもあると考えています。
私のクライアントさんが、「がんばります!」と言ったときには、「がんばる、はやめてくださいね。がんばらなくて良いので、具体的な行動を言語化しましょう!」とお伝えします。
・・・性格が悪いのかもしれません(笑)。
ただ、実際に「がんばる」と言って、本当にがんばった人をあまり見たことがありません。
有言実行の人は、「がんばる」と言わずに、明確に言語化された目標やゴールをかかげているものだからです。
ただ「がんばる」ではなくで、
・精一杯をつくす
・全力であたる
・精進する
という言葉を使うほうが伝わるはずなのです。
話は少し変わりますが、私が、TOEIC学習の合間に英字新聞を読んでいたとき、不思議に思うことがありました。
それは、英字新聞の記事で使われる単語で、意味が同じような単語なのに、繰り返し使わずに、あえて別の単語で何度も言い換えているのです。
私は、その理由を英語の先生に聞きました。
すると、「インテリ層に向けた記事を書く記者は、豊富な語彙を使いこなして記事をいろどることが実力の証。だから、何度も同じ単語を繰り返すことをきらうのです。」という答えが返ってきました。
要は、「私はこれだけ豊富なボキャブラリーで記事を書いていますよ。」ということをアピールするために、たくさんの語彙をあえて使っているのですね。
なんだか嫌味だし、TOEICを受ける人にとってはいい迷惑な気もしますけれども(笑)。
それと、同じように、私が思うに、
・優れた小説家
・ずっと売れているミュージシャン
・一発屋で終わらないお笑い芸人
・たくさんのPVを集めているブロガー
といった方たちは、すべてボキャブラリーが卓越しているからこそ長く活躍しているのだろうと考えています。
仮に、ものすごく稚拙な文章しか使っていないブログを書いているコーチがいたら、私はコーチとして雇うことはないでしょう。
つきつめると、ボキャブラリーとは、「コミュニケーション能力の基礎」だということに集約されるのだと思います。
語彙力を増やす2つのアプローチ
では、語彙力を増やすためにはどうすれば良いのでしょうか?
著者の齋藤孝さんが提案されていたことの中から、私が実践していることを2つご紹介いたします。
(1)中学受験用の慣用句・ことわざ・四字熟語の本で学ぶ
大人が中学受験のテキストで学習するのは、バカげていると思われる方もあるかもしれません。
しかし、私は息子が持っている参考書を読むと、半分以上はきちんと意味をわかっていませんでした。
もちろん、私が知識不足ということはあるでしょうが、「私は完璧に答えられる!」という方は、それほど多くないのではないでしょうか?
私は、息子の参考書を借りて、学習しています。(^_^;)
(2)夏目漱石の「坊ちゃん」を繰り返し音読する
齋藤孝さんが、こっそり書かれています。
“ここだけの話、小学校の国語6年分の教科書を読むよりも、『坊ちゃん』1冊を繰り返し読んだ方が、よっぽど日本語力がつくのではないかと考えています。漱石の文章は漢字と平仮名のバランスが整っているし、漢熟語の難易度も割合もちょうどいい。これは、大人にとっても同じです。”
夏目漱石の日本語は、私たち日本人がお手本にするべき要素がたくさん含まれているそうです。
いろいろなものに手を出すよりも、ターゲットをしぼって集中する。
私が好きなアプローチなので、実践します。
ということで、以上が、すぐ取りかかれる2つの施策です。
やはり、、、ボキャブラリーを増やすことにもウルトラCはありませんね。
しかし、部下や後輩に、「あの人は、なんか浅いよね。」と言われたくなければ、地道にボキャブラリー増加をコツコツとやっていくしかないと覚悟を決めることです。
これは、マラソンと同じように、語彙力もつくりあげるものではなく、トレーニングするものです。
最初はつらいかもしれません。
しかし、ボキャブラリーを増やしていけば、その負荷がやがて人生に彩りをもたらすでしょう。
私と一緒に、ぜひ、
・中学受験の慣用句・ことわざ・四字熟語のテキスト
・夏目漱石の「坊ちゃん」の音読
から、スタートしてみましょう。
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■編集後記
昨日は、午前中に、継続クライアントさんと早朝にコーチングセッション。
その後、国際コーチ連盟資格取得のためのグループコーチング(受ける方)でした。
午後は、家族で公園に行き、娘と遊びました。
金曜日の夜から土曜日の午前中までコーチング漬けですが、まったく苦になりません。
むしろ、楽しいんです(笑)。
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
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