コミュニケーションの習慣

人生を変える決断をするときの代償は何か?「自分史上最高の自分」の選択を尊重する。

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先日、コーチングのクライアントさんから聞かれたのは、「転職して、後悔しないでしょうか?」という質問。

人生を変えるかもしれない決断にはどう向き合えばいいのでしょうか?

 

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「人生を変える決断をした瞬間」に心が震える

私がコーチとしてクライアントさんと関わっていて、もっとも心が震える瞬間があります。

それはクライアントさんが今まで大事にしていた価値観を思い切って手放すときです。

具体的には、

・今の会社をやめて転職するとき
・会社員をやめて独立起業を決めたとき
・今までの人間関係を思い切って変えるとき
・奥様にやりたいことを宣言するとき
・これまでのやり方を変えて新しいやり方にトライするとき

など、人生に大きな変化を起こすときです。

今までの安全領域を抜け出して、リスク領域に飛び込むことを決意した瞬間。

要は、ご支援しているクライアントさんが、

・人生を変える決断をした瞬間

ですね。

それも、世間の基準やほかの人の基準ではなく、「自分の本心の基準」から決断したということが感動するのです。

それは、クライアントさんが

・より良い未来のために、代償を払う覚悟を決断したから

です。

 

いま持っていないものを得るためには差し出す代償が必要

安全領域からリスク領域へ。

今までにない成果を得るためには、それなりのものを差し出さなければならないと考えています。

その意味では、私は、本「思考が現実化する」に示されていた

実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わり何を「差し出す」のかを決めること。

(この世は代償を必要としない報酬など存在しない。)

という考え方を採用しています。

 

トライアスロンをやろうと思えば、たとえば、バイクを買ったり、レースのエントリーフィーに投資するお金という代償が必要です。

会社員複業家を目指すのであれば、会社以外の時間をひとりビジネスに投資するという代償になるでしょうし、家族との時間を減らすという代償もあります。

その代償というのは、誰もが同じものではなく、その人に必要な代償があり、その目標に必要な代償なのですね。

この「代償を差し出す」という決断。

それをおこなった時点で、自分で選んだ人生を選ぶという意気込みを感じます。

そうなると、世間の基準でいう「成功」や「失敗」という評価が気にならなくなるわけですね。

 

「自分史上最高の自分」の選択を尊重する

「人生を変える決断をした瞬間」こそ、あくまで自分の価値観から判断することが大事だと考えています。

自分が納得できる将来のために代償を差し出せるかどうか。

そこが決まっていないと、決断もできませんし、後悔する可能性が高まるのです。

「後悔したくない」

これは、私たち誰もが考える本能の思考。

とはいえ、それを決断した時点では、自分なりに最高の決断をしているはずです。

決断する時点での経験値や実績は、そのときの自分が一番なのですよね。

そのようにして代償を差し出す決断しても、当初のぞむ成果につながらなかったとしたら、そこに多かれ少なかれダメージは残るでしょう。

でも、それでいいのではないでしょうか。

その時点でのベストの選択をして、結果を受け止めること。

大事なのは、やはりそのプロセスや結果から何を学び、どのように将来に活かしていくかです。

「自分史上最高の自分」が選択した代償を尊重しましょう。

期待していた結果ではなくても、「自分の実力不足だった」と受け入れて、そこから一歩を踏み出せば大丈夫です。

あなたがベビーステップを踏み出した時点で、その失敗は過去のものになるのですから。

「あの代償を差し出す価値があったな」と思える決断をとりにいきましょう。

 

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■編集後記

昨日は、早朝にコーチングセッションを入れずに、小学生の娘の音楽会に参加。

練習していた合唱や合奏を上手にやっていて、感動していました。

その後、妻と2人でカフェ、そのままランチに行くことができ、じっくりミーティング。

夕方は子どもたちと3人でやきとん屋に行けて、いい休日となりました。

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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