同じ事実があっても、ある人にとっての現実と、別の人にとっての現実は異なるものです。
その差は、意識をどこに向けているのかによって変わるものだと考えています。
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映画「カメラを止めるな」に見る「意識」の方向性
先日、ようやく映画「カメラを止めるな」を観ました。
(私が観たのはアマゾンプライムビデオです)
予算300万円という低予算でつくられた映画が、最終的に30億円を超えるまで興収がのびたということで、本当に話題になりましたね。
業界でも話題になっていたので楽しみにしていたのですが、実際、本当に楽しめました。
ネタばれになるので詳細は書けませんが、「もう一度観たい」と思った映画は久しぶりのような気がします。
まあ、本当に翌日に2度目を観ました(笑)。
「自分の精一杯のアウトプットを世に出す」という経験をした経験がある人には、ぜひご覧いただきたいと思います。
このような限られた予算の中、アイデアや演出の工夫で作品をつくりあげるというのは、1999年にヒットした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を思い出せてくれますね。
若手の映画制作者は、そもそもの制作費がほとんどないのが普通です。
ですから、派手な物語を撮影するのは難しく、どれだけ頭に汗をかき、知恵をしぼるのかが重要なのですね。
このように、制限の中で自分の力を最大限に発揮させていくこと。
これは、私たちにも適用できる考え方ではないでしょうか。
要は、
・意識をどこに向けるのかによって、アウトプットが変わってくる
ということです。
自分の「意識」をどこに向けているのかによって成果が変わる
何かが起きたとき、人によって意識を向ける先が変わります。
たとえば、時間軸で見ると、
・「今までどうやってのりきってきたか」という「過去」に意識を向ける人
・「いま何をすればいいのか」という「現在」に意識を向ける人
・「これからどうしていくか」という「未来」に意識を向ける人
ということになるでしょう。
目の前のことばかりに意識を向けていると、目の前のことばかりに対応するためにエネルギーを使うこととなります。
しかし、未来に意識を向けて、自分の夢を叶えるためにエネルギーを使っている人もいるのですね。
どちらの人が「得たい未来」にたどり着く可能性が高いのか。
それは言うまでもないでしょう。
そのように、「どこに意識を向けるのか」ということは軽視されがちなのですが、目標達成のためにはとても重要なことだと考えています。
私がルーキーコーチだったときは、クライアントさんに継続サポートの提案をイメージすると、断られる自分の姿をイメージしていました。
一生懸命説明しても、「まだほとんど経験ありませんね?」といって拒否イメージです。
自分が落ち込む姿が頭からはなれませんでした。
ダメな自分に意識を向けていたのですね。
しかし、コーチとしてフィーを経験を積み、成果をだされていくクライアントさんたちの姿をみてきました。
クライアントさんたちから感謝の言葉をいただくうちに、今度は自分が成長する姿に意識が向いてきたのです。
そうなると、コーチングの経験を積めば積むほど、「もっとコーチングを上達させて、クライアントさんに貢献したい。自分ならきっとできるはず」と思えるようになってきたのですね。
「ない」ことではなく「ある」ものにフォーカスをあてていく
私たちは、「自分に足りないもの」「自分に欠けているもの」を意識すると、
・時間がない
・お金がない
・スキルや能力がない
という不足感が生まれがちです。
すると、「ほかの人は持っているのに、自分にはない」という認識となり、「だから、できない」という言い訳思考につながってしまいます。
すると行動がとまってしまうものです。
ですから、そのようなときは、意識の焦点を変えて、
・無いもの以外はすべてある
という風に意識を向ける先を「ある」という方向に変えてみましょう。
映画「カメラを止めるな」や「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の制作スタッフは、間違いなく「ある」という意識で作品づくりをしていたのだと思います。
「無いもの以外はすべてある」という思考。
私たちも、同じように考えることが可能なはずですよね。
そう考えれば、自分が持っているものや環境に対して感謝の感情がうまれるでしょう。
実際、すべて持っている人はいませんし、すべてが足りない人はいません。
今は成功している人たちも、自分が持ちうる環境で、その人ができる最大限のことをやってきたからこそ、成果が出ているのだと思います。
ですから、「ない」ことに意識を向けて嘆くのではなく、「ある」ものにフォーカスをあてていくことが重要です。
もちろん、過去の反省をするのは悪くはありません。
しかし、より重要なのは、あなたが得たい未来に向かって意識をフォーカスすることです。
もしも、あなたの意識が過去や現在に向かっているとしたら、1日15分からでいいので、未来を考える時間をとることからスタートしてみましょう。
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■編集後記
昨日は、会社終わりで友人と食事へ。
今年、複業家のデビューを果たした友人の表情は、とてもいきいきとしていました。
こういう人が世の中の増えるのはいいですね。
2時間くらい楽しむ予定でしたが、時計をみたら4時間近くがすぎていて、友人の終電がなくなるギリギリの時間でした(笑)。
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