サポートタイプで支援する役割の人は、派手な見せ場がありません。
ただ、「縁の下の力持」でも、自信を持っていいのではないでしょうか。
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履歴書や蜀経歴書に残らない仕事は無意味なのか
今から5〜6年くらい前、ビジネス書を読んでいるときに、「自分のキャリアの現在地を確認するために、毎年履歴書を書こう」という文章を読みました。
また、ヘッドハンターの友人のセミナーに参加したときも、同じことを言っていたことを覚えています。
素直な私は(笑)、履歴書や職務経歴書を書いてみたことがあります。
そのときに感じたことは、「自分には履歴書に書けるような実績がほとんどないんだな。。。」ということでした。
将来のことを考えると、妙に不安になったことを覚えています。
今の会社から急に転職はしないにしても、自分のキャリアの現在地を考えておくことは大事でしょう。
私も、実際に履歴書や職務経歴書を書いてみて、「それだけで食べていけるような資格もないし、ほかの人に誇れるようなキャリアもほとんどないな・・・」ということに気づきました。
ただまじめにがんばって働いているだけでは、だめなんだと。
人生のどこかで、意図的にキャリアやライフスタイルは、自分で選び、つくっていかなければならないのだと。
正直、自分なりに一生懸命働いていたつもりだったので、軽くショックさえ受けました。
200以上のセッションログのふり返りに救われる
先日、今年1年のふり返りを行ったときに、同じようなことを感じたのですね。
いわゆる履歴書や職務経歴書に残るようなキャリアを残せていなかったのではないかと。
本当に集中したい分野に集中してきたのに、目に見える実績がないのではないかと。
そのように、ショックを受けそうになったのです。
ただ、そのことをほかの人に話しながら、ふと気づいたのです。
確かに、資格や形に残ることはなかったかもしれません。
しかし、クライアントさんたちとおこなったセッションがたくさん残っていたという事実があったのですね。
そして、毎回のセッションログがEvernoteに動かぬ記録として残っていました。
その数は200回以上ありました。
それらのセッションのログをザーッと見返したのです。
すると、さまざまなことを思い出せました。
会社員から独立を果たしたクライアントさんを応援したこと。
セッション中にクライアントさんのやる気があがり、いったんセッションの電話を切ってその場で英会話スクールを申し込んだこと。
初めてのセミナーを開催したクライアントさんがいたこと。
クライアントさんの言葉づかいがあきらかに変わり、主体性を持ってきたこと。
私がクライアントさんにおこなっていただいたワークシートや質問集なども、データとして残るものを送っていました。
履歴書や職務経歴書にはのりませんが、やはり残してきたものはあったと思えたのです。
プロジェクト成功に関わったことを自信にしていく
ここで重要なのは、私が何か実績を残す中心人物にはなっていなくとも、クライアントさんが目標を実現するプロジェクトに関わっていた、ということです。
もちろん、実績はクライアントさんのものであり、私はサポートをしただけです。
しかし、その目標が実現したことは事実であり、関わっていたことも事実。
そこを自信にしてもいいのではないかととらえ直すことにしてみました。
ジグソーパズルはたとえ1ピースであっても、それがなくなってしまったら完成にはなりません。
そうしたら、クライアントさんの目標達成の時間が遅くなっていたかもしれません。
すると、不思議なもので、自分が取り組んできたことを肯定的にとらえられるようになってきました。
確かに、やることは完全にはできませんでしたが、なんとか形にしてきたつもりです。
今年やりたいと思ったことも目標を達成してきました。
1番重要視していたコーチングセッションの時間は目標値の150%となり、年始の予定を大幅に超えることもできました。
あなたにも、自分が主役としてひっぱるプロジェクトだけでなく、サポート的にかかわってきた役割があったのではないでしょうか。
また、そのサポートの部分でプロジェクト成功に関わってきていることもあるのではないでしょうか。
私たちの仕事は、履歴書や職務経歴書に残るものばかりではありません。
しかし、応援する人の成功やサポートとしての役割を果たしたという事実を自信に変えていきましょう。
そうすることで、自分の目標達成にもつながっていくはずです。
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■編集後記
昨日は、朝5時30分からコーチングセッションでした。
当日、クライアントさんにとても重要なミーティングがあり、そのテーマを扱いました。
「今日、伊藤さんと話せて良かったです!」と言ってもらえてありがたかったです。
夜は、会社を終えたあと、子どもたちに時間をもらって妻と2人で1時間だけ居酒屋に。
複業のこと、将来のこと、子どものことたちのことなど、豊かな時間となりました。(^_^)
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