行動の習慣

やめる習慣は「ベビーステップ」だとうまくいかない理由

投稿日:2022/01/21


禁煙を題材に、やめたい習慣への対処法を記事にしました。




 

「続ける習慣」のたし算と「やめる習慣」のひき算

習慣には、2つの種類があります。

1つは「続ける習慣」。

もう1つは「やめる習慣」です。

どちらも大事な習慣ですよね。

続ける習慣は、いわば「たし算」の習慣。

今の自分に、良習慣を1つずつプラスしていくイメージです。

たとえば「習慣3種の神器」である

・早起き

・運動

・片づけ

は、身につけておくだけで生活の質が高まります。

それにより、今よりもポジティブな自分になっていくことができますね。

もう一方のやめる習慣。

これは、

・夜ふかし

・食べすぎ

・ネットサーフィンのやりすぎ

などですよね。

これらの悪習慣は、私たちの状態をマイナスに落としていきます。

こちらはネガティブな習慣たちですね。

最近よく考えているのは、この「たし算」と「ひき算」をしたあとに「いかにポジティブに偏らせていけばいいのか?」ということです。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





「やめる習慣」は決断するための筋力が必要

習慣をたし算するのは、簡単です。

考えなくてもいいので。

それに「続ける」だけなら「ノリと勢い」でできてしまうことがあります。

たとえば、友人に誘ってもらった勢いでエントリーした100キロマラソンを完走してしまう。

これは私の友人の実例です。

当時、彼はたばこを吸っていました。

通常、ランナーとたばこというのは相容れない要素です。

それにも関わらず、「ノリと勢い」で100キロマラソンへのエントリーを決めたのです。

失礼ながら、最初はランチームの多くの人たちが「さすがにちょっと無理では?」と思っていました。

でも、結果としては見事に完走したのです。

フルマラソンはごまかして完走することはできますが、100キロマラソンはごまかせません。

「ノリと勢い」で続けることはできるのです。

一方で「やめる習慣」はどうでしょうか。

禁煙を例にしてみましょう。

飲み会の場で、「ノリと勢い」で禁煙を宣言したとします。

そういう人たちを私は何度も見てきました。

結果はどうなったか。

まずやめられません。

「飲み会のときだけ……」

「朝起きたときの1本だけ……」

「食事のあとだけ……」

という感じで少しずつ再開してしまうのです。

それを見ていると、やめる習慣は「ノリと勢い」だとやりづらいのです。

続けることは考えなくてもできます。

でも、やめるためには決断力が必要なのです。

特に、今まで慣れ親しんだ習慣をやめるのは、決断の筋力が必要だからです。

 

■スポンサーリンク




やめる習慣がベビーステップだとうまくいかない理由

「続ける」ために有効な手法は、ベビーステップです。

プラスマイナスでフラットの状態から、プラス1を実行していく。

小さくはじめてから、プラス2、プラス3と積み重ねていくわけです。

「続ける」ために、この手法は基本かつ王道です。

もしも私が習慣化するのに手法を1つしか選べないとしたら、この「ベビーステップ」を取り入れます。

では、やめる方法も考えてみるとしたらどうか。

そうすると、ベビーステップの反対で、少しずつやめる発想になっていくでしょう。

もちろん、これでうまくいくときもあります。

しかし、私は「やめる習慣」に関して言えば、少しずつやめるベビーステップ的な発想よりも、思い切って「ゼロにする」ほうが成功確率は高くなる。

そう考えています。

 

禁煙に失敗した理由

やめる習慣。

私自身、成功した例と失敗した例があります。

それは禁煙です。

20代のときはたばこを吸っていたのです。

まず失敗した例。

たばこをベビーステップでやめようと思い、徐々に減らそうとしました。

しかし、結果はだめでした。

「節煙」として「1日5本まで」と決めても、結局はお酒を飲んだりしているうちに5本のルールを破ってしまい、いつも通りに戻ってしまうのです。

結果、私は「やめることができないのは自分の意志が弱いのだ」と捉えていました。

 

禁煙に成功した理由

次に成功した事例です。

同じく禁煙です。

どのようにして禁煙を成功させたのか。

それは、息子が生まれた時でした。

子どもとってたばこは受動喫煙で良くないですよね。

そこで、あらためて禁煙を決意しました。

しかし、それまでに何度も節煙をしてやめられなかった私。

それが禁煙できたのは、妻からの提案でした。

「思い切って2人で一緒にたばこをやめる」ということにしたのです。

そうして、家の中から灰皿やライターをすべて捨てました。

結果はどうだったのか。

成功したのです。

これは節煙ではなく、はっきりと「ゼロ」にするという決意でした。

それは私の中でもやめる習慣の中での成功体験でした。

 

やめられるかどうかは「意志力」

節煙が成功しづらく、ゼロにする禁煙が成功したのはなぜだったのでしょうか。

今の私なら、わかります。

なぜ、たばこの本数を減らす節煙がうまくいかず、きっぱりとやめる習慣の方がうまくいったのか。

それは「意志力の違い」です。

節煙は、意志力を浪費します。

「あと1本か……」とか、余計なことを考えてしまうのです。

それよりはゼロにしてしまう。

まったく吸わない。

最初はきついですが、ゼロにすればたばこのことを考えなくて済みます。

意志力を消費しなくても大丈夫だからです。

あなたがやめたい習慣があるなら、ベビーステップで減らすのではなく「ゼロ」にしてみましょう。

漫画アプリなら、息抜きに15分だけ読むのではなくアプリをスマホから削除する。

禁煙するなら、節煙ではなくゼロの禁煙にする。

意志力を使わないように、やめてみましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時30分の「習慣化オンラインサロン」の朝活からスタート。

夜はコワーキングオフィスでセミナー準備とコーチングセッションでした。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-行動の習慣

執筆者:

関連記事

「自分にはできない」と思う人でも行動できるようになる3つのステップ

自己肯定感が低いと「自分にはできない」と思うものです。 すると行動したくてもできなくなってしまうのですね。 その壁を乗り越えて行動していただくために、3つのステップを提案しています。   正 …

iPhoneの「スピーチ(読み上げ)機能」でKindle本を無料で簡単にオーディオブック化する方法。「手ぶらで読書」が習慣化できる。

「時間がなくて本が読めない」 「オーディオブックもいいけど、電子書籍と両方とも買ったら2倍のコストがかかってしまう」 そのような悩みを解消する方法があります。 それが、iPhoneの「スピーチ」機能を …

朝のたった15分で別人のような気分になれる「モーニングメソッド」短縮版

あわただしい朝の時間をいかに充実させるか、というのは誰にとっても大事な課題ですよね。 そこで、朝の15分で心や体にエネルギーが充電される方法を記事にしました。   モーニングメソッドで早起き …

行動できないときは、行動レベルの5段階をチェックしてみよう

行動できないときは、自分の行動パワーがどの段階にあるのかチェックしてみましょう。   自分を動かすパワーとは? 私たちが自分を動かすパワーがあります。 パワーの種類は5つ。 それが5段階にな …

習慣化の意外な強敵「ソファー」に負けない方法

「このツールのおかげで習慣化できた」という事例は多いです。 一方で「このツールのせいでダラダラしてしまう、、、」という良くない事例もあります。 今日は良くない事例でよく出てくるツールへの対策を記事にし …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。